原種生産者は、別に種をとるための圃場をつくります。味、香りだけでなく、熟期、草姿(枝の大きさや形)、毛の色、莢形、花の色に至るまで、理想のだだちゃ豆に育ったものだけを選抜します。
だだちゃ豆は鮮度が命です。そのため豆こぎ(収穫)は、早朝3時から7時頃までです。朝つゆで枝豆や葉がぬれたようになるのが、おいしさの秘密なのです。そして枝から豆をはずし、更によいものだけを選別します。
選別された豆は、鮮度を保つために、数時間しっかり冷蔵します。特に「白山だだちゃ豆」は、強い香り、濃い甘み、噛めば噛むほど旨みが広がるのが特徴です。これは鮮度、一度冷蔵することが大事です。そしてその日発送です。
池原さんは、洗い桶に豆を入れ、水を少なめにし、ゴシゴシ強くこすり毛を洗い流します。そして鍋に豆の3倍の水を入れ、塩少々、沸騰した湯の中にフタをして約3分。素早くザルにあけて冷水で一気に冷まします。とても、おいしくいただけます。