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自然界の環境を再現し育てる、信州秋の味覚キノコ

諸国良品

2019/09/13

山の幸、キノコ。天然ものの多くが秋に旬を迎えるため、秋の味覚のイメージが強いですが、技術が進歩した現代では通年、生産することが可能になりました。なかでも生産量が最も多いのは長野県。アルプスの山々がそびえる土地柄、昔からキノコ狩りが盛んだった上、雪に覆われる冬場の仕事として、施設内でのキノコ栽培が盛んに行われるようになったのです。その仕掛け側でもあり、キノコの菌から育種しているのが、須坂市の山間部に拠点を構える「キノコ村」です。

もともとメッキ業が主体の信光工業が「キノコ村」を始めたのは、今から30~40年前のこと。一面、雪に覆われる冬場、出稼ぎに出なくても安定した仕事をと、県内でキノコの栽培方法が研究開発されていくなか、その一助を担えないかと建設したのがキノコプラントでした。キノコ村はそのモデルルームとして建設したもので、今では生産の大半を担う拠点となっています。

施設内でのキノコ栽培は、育成過程で発生する臭気や老廃ガスなどの付着が課題でしたが、キノコ村ではオリジナルの換気設備を開発。信州の自然が醸す新鮮な空気を常に取り入れ、同時に山の中と同じような湿度も再現しました。これによって冬場でも雪に影響されることなく、キノコがのびのびと成長できる環境を作り上げたのです。

周囲を山に囲まれたキノコ村では、キノコの種子にあたる種菌を採取。独自に種菌を育種し、元気の良い種菌のみを培養、使用していっています。これこそが美味しいキノコを育てる何よりもの秘訣と話します。

また、その種菌を植え付ける「培地」。現在、主流はとうもろこしの芯を粉砕したコーンコブですが、独特の臭いが付いてしまうとキノコ村では不使用。代わりに本来キノコが栄養源としている樹木から作った“おがくず”を主体とし、米ぬか、おからなどをミックスした培地を利用しているのです。それも極力、長野県産の樹木に限るという徹底ぶりです。

施設内で自然界の環境を再現し、美味しく元気の良いキノコを一年通して栽培できるようにしたキノコ村。栽培している品種も「野生種えのき」「とき色ひら茸」「たもぎ茸」「柳まつたけ」など、どれも珍しい品種です。信州の山の幸を是非、ご堪能ください。

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生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 信光工業株式会社 キノコ村

    生産者名 信光工業株式会社 キノコ村 詳細

    信州・菅平高原のふもと、善光寺平を見渡す自然豊かな環境に農場を構え、おいしさや色合いなど、それぞれに持ち味のあるユニークなキノコを栽培している。母体は大正時代から続くメッキ業で、雪に覆われる冬場にも安定して仕事を提供したいとキノコの施設栽培をはじめる。

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