農薬に頼らず無茶苦茶に頑張る。健康で安全な「無茶々園」の愛媛果第試28号

農薬に頼らず無茶苦茶に頑張る。健康で安全な「無茶々園」の愛媛果第試28号

諸国良品

2025/09/01

手探りで有機農業を模索した伊予柑の実験園に無茶々園の原点があります。地域への広がりのなか、共通の栽培指針を定めて無茶々園らしいみかん作りに取り組んできました。
柑橘が実を結ぶのは一年に一度だけ。やむをえず農薬を使用することがあっても、一年に渡る栽培期間の中で最低限に抑えるように取り組んでいます。端麗な見栄えとは引き換えに、安心感と生命力のある産物を作り出していきます。

「愛媛果第試28号」は、愛媛県果樹研究センターにて育成された新しい品種であり、愛媛オリジナルの県内限定の柑橘です。「南香」と「天草」というあまりポピュラーではない品種同士の掛け合わせなのですが、この味わいや食感が認められて栽培が広がっています。

記事内画像:001 農薬に頼らず無茶苦茶に頑張る。健康で安全な「無茶々園」の愛媛果第試28号

温州みかん以外では珍しく、11月から12月にかけて成熟します。外皮は鮮やかなオレンジで、果汁の糖度は高くて酸味は少なめ。掛け合わせの先祖にオレンジがあるため、ほんのりとオレンジの芳香も含まれています。

味の良さはもちろんですが、何といってもゼリーを思わせるようなプルプルとした果肉が魅力です。内皮から粒々まで何もかも柔らかく、とろけるような食感が楽しめる柑橘です。外皮は薄いものの手ではむきにくいため、ナイフでカットして召し上がっていただくのがおすすめ。リンゴのように8等分すると食べやすいです。

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いま勢いのある品種のひとつではありますが、栽培面では果皮がデリケートなために果皮障害を起こしやすい難点があります。いまは少しずつ試しに植えている段階ですが、これから温州みかんと並ぶ年末の主力品種となるかを見極めていきたいと思っています。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 株式会社地域法人無茶々園

    生産者名 株式会社地域法人無茶々園 詳細

    1974年に立ち上げられた「無茶々園」。環境破壊を伴わず、健康で安全な食べ物の生産を通して、真のエコロジカルライフを求める町作りを目指しています。柑橘類を中心に、その加工品に加えて、海産物の加工や野菜の栽培にも着手。最近では、ジュースを搾った後の柑橘の皮を活用したスキンケアコスメの開発・販売も手掛けています。故郷にしっかり根ざしながらも、未来に向かって様々なチャレンジを行っています。

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