日本一の栗の産地で、栽培期間中、農薬・化学肥料を使わずに育てる【果じゅまる園】の栗

日本一の栗の産地で、栽培期間中、農薬・化学肥料を使わずに育てる【果じゅまる園】の栗

諸国良品

2025/12/01

栽培面積・出荷量ともに全国1位を誇る栗の生産地、茨城県。明治30年頃から始まったとされる茨城県の栗栽培は、温暖な気候と朝晩の寒暖差、そして水はけの良い土壌に恵まれた筑波山麓・東の地域に適しているといいます。笠間市・かすみがうら市・石岡市は全国でも有数の栗の生産地となっています。
そんな土地で、祖父が始めた栗の果樹園を若くして引き継ぎ、栽培期間中、農薬不使用で栗栽培に精を出すのが「果じゅまる園」の長谷川一輝さんです。

記事内画像:001 日本一の栗の産地で、栽培期間中、農薬・化学肥料を使わずに育てる【果じゅまる園】の栗

長谷川さんが栗園を引き継いだのは2019年のこと。当時、32歳で企業勤めだった長谷川さんでしたが、おじいさんが他界したことをきっかけに、先祖代々が守り繋いできたこの土地を引き継ごうと一念発起し、新規就農を果たします。
引き継いでから長谷川さんが取り組んだのは、農薬・殺虫剤を一切使用しない栗の栽培でした。「栗は甘いので虫も付きやすいんですが、安心・安全な体に優しい栗づくりをしたくて。祖父も晩年は農薬を使っていなかったんです。農薬って撒くのも生産者にとっても負荷がかかるんですよ」

そう話す長谷川さんは、他とは違う栗づくりをしたいと肥料についてもこだわっています。樹がおいしい栗を実らせるよう、化学肥料ではなく、これまた体に優しい海と山のミネラルを豊富に含んだ肥料を使用。人間と同様、ミネラルは植物にとっても必要不可欠な栄養素で、実を甘くする効果があるんだそうです。実際、一般の栗の糖度が8~9度のところ、果じゅまる園の栗は平均10度を超えています。

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農薬を使わない分、選別にも徹底的に時間をかけています。まず、当日採れた栗を選別台にかけ、ゴロゴロと転がしながら虫食いなどをはじいていきます。次いで「水選別」をして、浮いてきた栗を取り除きます。サイズごとに分ける際にも確認し、健全な栗の実を貯蔵庫へ。さらに出荷時、梱包する際にも最終選別を一粒ずつ行っています。それでも農薬を使用していないため数個程度、虫喰いが入ってしまう可能性もあることから、虫喰い保険として、数個多めに栗を入れて出荷しているそうです。

また、独自に研究した「氷蔵熟成」により、栗の甘さを最大限に引き出すことに注力しています。「どういった環境でどのぐらい貯蔵すれば、栗の糖度を最大限引き出せるか研究しまして、現状、たどり着いたベストな方法で貯蔵しています」と長谷川さんがいうように、専用の保冷庫に選別した栗を一定期間、貯蔵することで、糖度20度超えを実現。この栗は焼き栗として、なんと糖度30度超えの状態で出荷しているというから驚きです。

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早生はポロたん・丹沢・出雲、中生はつくば・利平、晩生はみくり・石鎚とさまざまな品種を手掛けており、その時に採れる栗を品種混合で出荷しているので、時期により色々な味を楽しめます。
そのまま食べても良し、甘露煮、渋皮煮、マロングラッセ、栗ごはんなどにして食べるも良し。ホクホクで濃厚な栗を味わって頂けます。市場には滅多に出回らない、国産で農薬や殺虫剤を使用しない「果じゅまる園」の栗を是非ご堪能ください。

生産者紹介

  • 果じゅまる園

    生産者名 果じゅまる園 詳細

    茨城県石岡市にて、祖父が始めた栗園を引き継ぎ、奥さんと数名の従業員で果樹園を営む。主に栗とフィンガーライムを栽培。30代の若手農家として近隣の高齢化による耕作放棄地の委託管理等も行っており、当園はもとより代々守り継がれてきた地元の土地を後世に引き継いで行こうと日々奮闘しています。

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