みかんの島のみかん農家【にいうち農園】が育てる、山口県オリジナル柑橘

みかんの島のみかん農家【にいうち農園】が育てる、山口県オリジナル柑橘

諸国良品

2026/01/01

せとみ、なつみ、はるみ……、これらがすべて柑橘の品種、と分かった方はみかん通。なかでも「せとみ」と「なつみ」は山口県生まれの品種で、「せとみ」は“ゆめほっぺ”というブランド名でも展開されている山口県でしか栽培されていない柑橘です。そんな柑橘の多くは、瀬戸内海に浮かぶ周防大島(すおうおおしま)で作られており、「みかんの島」とも呼ばれています。そんな土地でみかん農家を引き継ぎ、おいしいみかん栽培に精を出すのが「にいうち農園」の二井内章晃(にいうちふみあき)さんです。

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滋賀出身、京都育ちの二井内さんが、周防大島のみかん農家を引き継ぐきっかけとなったのは、結婚でした。奥さんの実家が周防大島で30年続くみかん農家でしたが、義父がそろそろ農家を辞めようと思っている、という話を打ち明けられたそうです。
周防大島では寒い時期、「みかん鍋」という近年話題の温州みかんと瀬戸内の魚介を組み合わせた鍋を食べるほど、みかんの栽培が盛んな地。それでも最盛期の8割が柑橘農家を辞めていっている話も聞き、二井内さんは居ても立っても居られなくなりました。

もともと、大のみかん好き。周防大島のみかんはいくらでも買いたいと言われるほど県内外で評判で、そんなみかん農家を終わらせてしまうのはもったいないと一念発起。京都での企業勤めを辞め、家族を置いて周防大島の義父のもとへ単身乗り込んでいきました。
「家族は娘が中学校を卒業するまでは京都に残ろうということで、単身赴任のような形でしたが、義父にみっちり教え込んでもらえました」そう話す二井内さんは2023年、義父から農園を継承し「にいうち農園」として新規就農を果たすのです。

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剪定や除草、実を傷めないようにするための袋掛けなど、義父から学んだことはそのままに。自身の代からは有機肥料を用いながら、できる限り農薬の回数を減らし、市場に早く出すことを目的とせず、とにかく一番おいしい適期に収穫することを心がけるようにしました。結果、高糖度でバランスの良い柑橘が生み出せるようになり、「にいうち農園」の柑橘は評判が評判を呼ぶようになっていきました。

特に力を入れているのが、山口県生まれの品種。県内でしか作れない「せとみ」はデコポンの兄弟品種で、濃厚な甘みで酸味が控えめ、プチプチ弾ける食感が特徴です。JA経由では糖度13.5度以上、酸が1.35%のものを「ゆめほっぺ」というブランドで展開されている高級柑橘です。周防大島生まれの「なつみ」は、オレンジとポンカンのいいとこどりの柑橘で、甘いだけではなく、程よい酸味も効いていて、ジューシーでコクのある味わいです。加えて梅栽培にも精を出しており、梅干しとして出荷していますが、毎年売り切れるほど人気を博しています。

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「瀬戸内ならではの温暖で穏やかな気候の周防大島ですが、近年は気候変動により、夏場の猛暑や干ばつ、冬場の寒波などによって、作物には厳しい時代を迎えています。それでも、お客さんからおいしい!と言ってもらえる柑橘が作れるよう、試行錯誤しながらがんばっています」
大のみかん好きから、みかん農家を引き継いだ二井内さんの柑橘を、是非一度ご堪能ください。

生産者紹介

  • にいうち農園

    生産者名 にいうち農園 詳細

    大のみかん好き。京都での企業勤めから脱サラし、妻の実家、周防大島のみかん農家を引き継ぐ形で新規就農。せとみ、なつみといった山口県ならではの品種をはじめ、温州みかんなど多く柑橘を手掛けている。

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