【道の駅たがみ】がつないでいく田上町に眠る宝、「越の梅」と「田上たけのこ」

【道の駅たがみ】がつないでいく田上町に眠る宝、「越の梅」と「田上たけのこ」

諸国良品

2026/02/01

新潟県田上町にある「道の駅たがみ」。「近きものよろこびて、遠きもの来る」をコンセプトに、町内外の賑わいや交流の拠点となることを目指し、2020年に整備されました。「道の駅たがみ」が描く未来は、たがみを誇りに思い、地域の魅力を育てる人を増やすこと。そのために開業以来、地元に眠る宝を掘り起こし、町内外へ発信し、交流する機会を生み出し続けています。代表例は、田上町が誇る特産品「越の梅」や、放置竹林を生かした「たけのこ」。たがみの“好きパーセント”を増やしていく活動に精を出し、国土交通省が定める「重点道の駅」にも選定されています。

記事内画像:001 【道の駅たがみ】がつないでいく田上町に眠る宝、「越の梅」と「田上たけのこ」

新潟県南南蒲郡田上町は、面積31.71㎢、人口約1万人の自然豊かな町。1995年以降、人口減少と高齢化が進むなか、平成の大合併でも大市町村に入る選択をせず、独立した道を歩んできました。そんな小さな町には、縄文時代の遺跡が残っていることからも5000年以上前から人が住んでいたことが分かっています。現存する明治時代の豪農の館を見ても、その贅を尽くした建物から、県下でも有数の稲作地帯として栄えていたそうです。

「町の人には町に対する誇りが脈々と繋がれてきているんじゃないかと思うんですよね。だから越の梅のような固有種も残ってきたんじゃないかと。みなさん当たり前のようにこの梅が一番と、誇りを持って梅干を漬けてきてましたから」そう話すのは、道の駅たがみの開業当初から駅長を務める馬場大輔さん。
生まれ育った田上町を、良いかたちで次世代につなぎたいと、Iターンして道の駅の指定管理を担いました。そんな馬場さんがいう「越の梅」とは、小粒ながら種が小さく果肉がたっぷりで皮が薄いため、梅干しなどの加工にはうってつけと、田上町が誇るブランド梅です。

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「越の梅」の梅干しを求めて、県内外から訪れる人もいるほどの人気商品でしたが、創業後ほどなくして、「道の駅たがみ」に試練が訪れます。地元の加工業者が梅干しの製造をやめてしまうというのです。このままでは地元の看板商品がなくなってしまうと、馬場さんは加工場を引き継がせてもらうべく直談判。「担い手不足はどこの地域でも発生している問題です。ただ、それを失ってしまっては、地域の価値を喪失してしまうことになりますから、必死でした」

こうして加工場を譲り受け、「越の梅」の梅干し加工も担っていくことになった「道の駅たがみ」が、次に目を向けたのが放置竹林でした。小さな町ながら17ヘクタール(東京ドーム3.6個分)に渡る竹林があり、旬の時期になると「田上のたけのこ」を求めて多くの方が訪れます。ただ、高齢化に伴いその多くが手入れされなくなっている状況でした。
「地元の人は竹こそまちの宝、名物だと思ってきました。同時に課題でもある竹を使って盛り上げようと始めたのが、『タガミバンブーブー』というイベントです。竹を使った様々な演出は反響を呼び、人口1万人の町に2万人が訪れるほどになりました」

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竹林を管理し続けるには、たけのこが成長する前にきちんと収穫していくことが大切ですが、地中なのでどうしても見逃してしまうものもあります。少し成長してしまった幼竹をどうにか活用できないかと考えたのが「メンマプロジェクト」です。幼竹をメンマとして加工・商品化することで、新たな特産品として打ち出していっています。
地域が大事にしてきたものを次の世代にも繋いでいく。そのために、地域の人たちと協業しながら、内外の人たちに田上の魅力を存分に発信していく。そんな「道の駅たがみ」が自信を持ってお届けする、田上の旬の味覚をご堪能ください。

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生産者紹介

  • 道の駅たがみ

    生産者名 道の駅たがみ 詳細

    新潟県南蒲原郡田上町、2020年にオープンした地域交流拠点。田上町の新たなまちづくりの拠点として町の魅力と情報が詰まっており、国の「重点道の駅」にも選ばれている。特産のブランド梅「越の梅」や春の名物「たけのこ」を生かした商品・食文化の発信にも力を入れ、田上町の魅力を伝えている。

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