有形のカタチに無形の想いを託す。使う人にとってカタチ以上の価値を込めた【NIZYU KANO】のバッグ

有形のカタチに無形の想いを託す。使う人にとってカタチ以上の価値を込めた【NIZYU KANO】のバッグ

諸国良品

2026/02/01

神奈川県川崎市を拠点に活動を続ける「NIZYU KANO(にじゅうかのう)」は、デザイン・アート・工芸などを学んできた夫婦が立ち上げたライフスタイルブランド。名前の由来は、日本のお守りの紐などに用いられる「二重叶(にじゅうかのう)結び」から。お祝い事や縁起物には欠かせない結びの一つで、結び目の表面が「口」、裏面が「十」の形に見えることから、合わせると「叶」という漢字になり、その名の通り「願いが叶う」という意味が込められています。
「使う人にとってカタチ以上の価値になることを目指したものづくり」をコンセプトに、国産素材を使ったバッグを制作しています。

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「NIZYU KANO」のつくり手は、それぞれが鞄メーカーでのデザイン経験を持つ三輪夫妻。夫の英知さんは美大で絵画を専攻していたものの、プロダクトデザインや工芸に興味を持ち、デザインの専門学校へ進みます。妻の温子さんは芸大在籍中に鞄づくりの基礎を学びました。そんなふたりが卒業後に勤めたのが同じ会社でした。ふたりは前職でのバッグづくりの過程で、日本の職人が手掛ける素材を知り、「日本の素晴らしい素材を生かしたものづくりを自分たちでしたい」と思うようになったといいます。

「NIZYU KANO」のバッグで使っている生地の一つが、石川県産の軽量なナイロン生地です。石川県はポリエステルやナイロンなど、合繊長繊維の国内生産量の約9割を占める繊維王国。縦糸に細い糸・横糸にそれよりも太い糸を使用して織られた、石川県産の「タッサー織り」の生地は、軽量でありながら強度も確保されています。また、ワッシャー加工により、独特のシワ感とツヤの抑えられた風合いを楽しむことができます。

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また、「NIZYU KANO」は、福井県のメーカーと共同でオリジナルのナイロン生地を開発しました。福井県もまた石川県に並ぶ合繊産地であり、最新技術と伝統技術を併せ持つ生地メーカーが多くあります。「FUKUI SIWA」シリーズで使っている生地は、ナイロン100%で、糸を膨張させて生地が高密度になるような加工を施しました。そうすることで、生地にハリと強度を持たせると同時に、和紙のような独特のシワ感が出て、ナイロン素材でありながら温かみのある風合いを生み出せたと話します。

「NIZYU KANO」のものづくりの大きな特徴が、夫婦ふたりの視点で考えれているという点です。「NIZYU KANO」のバッグは性別や年齢を問わず合わせやすい、シンプルで飽きのこないデザインですが、それは三輪夫妻が男女それぞれの目線で意見を出し合い、自分たちが使いやすいデザインに行き着いているからなのです。

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「シンプルさと使いやすさを両立したカタチを追求しています。バッグが前面に出るのではなく、使う人に寄り添い、影で使い手を支えられるような存在のものづくりを心がけています。昔の人が贈り物を送るときに『二重叶結び』を使っていたという話を聞き、『NIZYU KANO』のバッグを手に取ってくれた方に良いものを届けられたらという想いでつくっています」と三輪さん夫妻。
国産の素材を使い、その質感を最大限に表現した「NIZYU KANO」のバッグ。シンプルだけど機能性を持ち合わせた、使い手に寄り添ったバッグは、日々の生活のなかでストレスを感じずに使えるはずです。

生産者紹介

  • NIZYU KANO(にじゅうかのう)

    生産者名 NIZYU KANO(にじゅうかのう) 詳細

    デザイン・アート・工芸などを学んできた夫婦が立ち上げたライフスタイルブランド。神奈川県川崎市を拠点に、鞄メーカーでのデザイン経験を生かして、2016年から展開しています。デザイン・素材選定・サンプル作成を自社で行い、国内の協力工場が縫製を担当。国産素材と国内の職人技をかけ合わせ、使いやすさを追求したバッグを制作しています。

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