タコの概念が変わる。【マルカ高橋水産】の“活”水タコ

タコの概念が変わる。【マルカ高橋水産】の“活”水タコ

諸国良品

2026/02/01

見た目のインパクト、肉厚で柔らかい身、そして凝縮された旨み……。食卓の主役になること間違えなしの水タコを手掛けるのは、宮城県石巻市雄勝町で水産加工を営む「マルカ高橋水産」です。もともとは雄勝で水揚げされた様々な水産物を市場へ販売する鮮魚卸事業からスタートしましたが、2011年、東日本大震災による津波で工場が壊滅。何もなくなった中から、選択と集中で絞った経営資源が、三陸・北海道沖で水揚げされる「水タコ」でした。今では国産タコを一年中提供できる唯一の企業として、三陸の復興を代表する水産加工業として、タコのおいしさを広める活動に尽力しています。

記事内画像:001 タコの概念が変わる。【マルカ高橋水産】の“活”水タコ

「マルカ高橋水産」を率いるのは2代目、高橋力(つとむ)さん。大学進学で一度は上京するも、高橋さんが生まれた年に創業した家業の水産業を継ぐ意思は、自ずと自身の中に芽生えていたといいます。そのために一度、水産物卸の企業に就職し、ロシアやアラスカで獲れたカニなどを扱いながら、水産物の商流のいろはを学びました。未曽有の大震災を乗り越えた家業に戻ったのは、2017年のこと。そこで他と差別化できるものは何かを考えたとき、「水タコしかなかった」と話します。

「日本で消費されるタコはその多くが、主に西アフリカから輸入されるマダコに頼っているのが現状です。そうすると長い間冷凍状態を経ながら我々の食卓に並ぶので、どうしても味が落ちてしまう。三陸・北海道近海で獲れる水タコのおいしさが訴求できれば可能性はある。そう思ったんです」高橋さんは如何に新鮮な状態で水タコを調理できるかを追求し、酸素ポンプと水温装置を装備した4台の水槽完備のタコ専用の「活魚車」を準備。北海道や三陸沖で水揚げされたタコを、生きたまま加工場まで運べるようにしました。

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「平均輸送期間は半日~1日、生きた状態から製品になるまで30分。旨み成分を逃がさない独自製法で、これまでの既成概念を覆す水タコを提供できるようになりました」
一番人気の「活タコの炙り焼き」を食べてみると、その高橋さんの言葉に納得させられます。肉厚で柔らかい身にはタコの旨み、甘みが凝縮されていて、味付けされていないのに味わい深い。ごま油と塩、わさび醤油、ポン酢など、様々なタレで味わうと、大きいと感じた一本足もあっという間に平らげてしまいます。

今でこそ看板商品となった「炙りダコ」ですが、開発した当初はほとんど売れなかったそう。発色の良い赤やピンクの蒸しダコと比べて、炙りダコはどうしても表面が少し黒ずんでしまうため、お客様の購買意欲をかきたてるのが難しかったそうなんです。そこで生み出したのが、一本足のまま真空包装する今の形状です。見た目のインパクトも抜群。水タコの大きさや肉厚さも表現できたことで、少しずつお客様に興味関心を持ってもらるようになったんだそうです。

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「比較的安価で気軽に購入できる水産品として親しまれてきたタコですが、近年、欧州でも好まれ、高価格で輸入されるようになったことで、みるみる内に価格が上昇していっているんです。ただ、タコ本来の価値を考えれば、この価格上昇は何ら不思議なことではありません。弊社の日本近海で獲れた“活”水タコ製品を通じて、タコの地位が上がり、タコの持つ旨みを多くの人に知ってもらえたらうれしい限りです」と高橋さん。
自身のご褒美や大切な人への贈り物にも最適で、ホームパーティーなどの食卓の主役になることも間違えなしの「マルカの水ダコ」。是非、一度ご賞味ください。

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生産者紹介

  • マルカ高橋水産

    生産者名 マルカ高橋水産 詳細

    宮城県石巻市・雄勝から、世界を驚かす活タコブランドへ。1988年創業、雄勝で水揚げされた水産物を仙台市場へ販売する鮮魚卸事業を開始するも、東日本大震災の津波により工場が壊滅。2017年から三陸・北海道沖で水揚げされる活水タコを主軸に切り替え、今では一年通して、鮮度抜群の水タコ製品を提供できる唯一の水産加工業社となっています。

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