九州産オリーブを余すことなくいただく「オリーブぬか床」

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諸国良品

2019/12/20

国産オリーブというと、香川県の小豆島が有名ですが、九州でもオリーブづくりが行われていることをご存じでしょうか?福岡市の中心部から南に約10kmに位置する那珂川市にある「九州オリーブファーム」では、2009年からオリーブを栽培しています。代表の山本康弘さんはオリーブ園を始めるにあたり、小豆島へ視察に行き、その後、本場・イタリアでも栽培技術を学んだそうです。そして、今では自分たちで栽培するほか、各地のオリーブ農家の栽培支援をしています。

山本さん曰く、オリーブは捨てる部分がない作物だといいます。オリーブの実の塩漬けや実を絞ってオイルにするほか、葉っぱをお茶にしたり、実の搾りかすも化粧品や石鹸などに使用されているのです。

丸ごと使えるオリーブだからこそ、農薬に頼らない栽培が理想です。イタリアにおいて、オーガニック栽培に成功しているのは南の暖かい地域に多いといい、同じく暖かい気候の九州はオリーブのオーガニック栽培に適しているのだとか。そこで山本さんは自身の圃場で農薬不使用での栽培を確立させ、それを周りにも広げようと邁進しています。

そんな九州産の農薬不使用栽培オリーブを活用したのが、「発酵オリーブぬか床」。オリーブオイルを作る工程で余った果汁としぼり糟を米ぬかと合わせてぬか床にアレンジしました。

一般的なぬか漬けに比べて爽やかな味わいで、野菜の色落ちがしにくく、鮮やかで旨みたっぷりのぬか漬けに仕上がります。オリーブオイルにつけて食べるとより一層おいしく食べられます。ビールやワインなどとの相性が良いので、ぜひお試しください。

生産者紹介

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    生産者名 農業生産法人合同会社九州オリーブファーム 詳細

    自社でイタリアから直輸入したオリーブの苗を生育販売するなか、九州各地のオリーブ農家へのコンサルタント業務も行い、良質なオリーブを栽培する農家さんへ、レシピの提供や、商品開発を提供している。「素材の味そのままに、Foodは風土」と地域と共に商品開発を行うなか、出口なき商品開発は失敗するの考えの元、商品を開発するだけでなく、パッケージやブランディング、販路紹介までを手掛けています。