一般に、農薬の使用回数がその地域で慣行的に行われている使用回数の5割以下であり、かつ化学肥料の窒素成分量が5割以下であるお米のことを、特別栽培米と言います。
『いすみっこ』は、栽培期間中、農薬や化学肥料を全く使用しないで栽培されており、特別栽培米(化学合成農薬・化学肥料栽培期間中不使用)という規格にあたります。
苗代を立て花冷えを過ぎる頃、苗づくりがはじまります。病害虫や雑草に負けない、強く大きな生命力あふれる苗を育てます。生きものの力を借りて、雑草の生えづらい田んぼをつくっておくこともこの時期の大切な仕事です。
米づくりの難敵は雑草です。雑草ごとの特性を理解し、それぞれの苦手とする環境をつくりながらこれを抑えます。例えば田んぼに深く水を張ることもその一つです。そして、カメムシなどの害虫は、アマガエルやトンボ、クモなどの天敵が退治します。
2017年より、いすみ市の全小中学校の学校給食米に採用されています。いすみ市ではその他にも、土着菌完熟堆肥で育てた有機栽培の野菜も数種類給食に取り入れています。
子どもたちにふるさとの豊かな自然と結びついた健康的なライフスタイルを提供したいとの願いからこのような取り組みをし、また、その生産者さんと一緒に給食を食べるなど、農と食を繋げる仕組みも作っています。