四万十川の青さのりは、淡水と海水が程よく混ざり合う「汽水域」と呼ばれる場所に育ちます。太陽の光を直接浴びられるよう干潮時には干上がるほどの浅い場所に網を張り、秋に胞子を植え付けます。(収穫は2~4月)
養殖と言っても囲いなどがあるわけではなく、胞子を植え付けたあとは天候や水質・水量など自然任せの半天然(栽培)のようなもの。収穫後は板状にして天日に干されたものが入札にかけられ、買い付けをおこないます。


味や食感にこだわるのは当然のことですが、安心・安全も追求して、原料の青さのりやふのりの水戻し、異物除去などの選別から味付け・商品化まで、ひとつひとつ丁寧な手作業でおこなわれています。
特に青さのりの扱いには神経を尖らせ、機械では不可能な異物除去も、幾重にも設けられたチェック箇所で、青さのり以外は熟練された作業員たちが見逃しません。その光景を目の当たりにすると誰もが溜息を漏らすほどです。

地元の食材を使用することに重点を置いた商品づくりをおこなっていますので、四季を通して佃煮類以外にも、生姜、しめじ、ししとうなどの農産品、鰹などを使った「炊き込みご飯の素」なども製造しています。