四百年の伝統を誇る、みちのく宮城の名産麺

四百年の伝統を誇る、みちのく宮城の名産麺

諸国良品

2020/09/10

その昔、孝行息子が油を使わない麺の製法を教わり、胃病の父に食べさせたところ、病が全快。その話が伝わり、息子の温かい心から、この麺のことを「白石の温麺(うーめん)」というようになったそうです。
 

白石温麺の原料は小麦粉と食塩のみ。シンプルな原料だからこそ、素材の味や作り方の丁寧さが問われます。9センチという長さも白石温麺の特徴です。麺が短い理由は、胃病の父親が食べやすいように短くした、また、輸送時の折れを防ぐためなど、諸説あるそうです。

 

どれが本当の理由かはわかりませんが、麺が短いと、小さなお鍋でも茹でやすく、お椀などにも盛り付けやすく、また、食べる時も汁はねしにくいです。おいしさだけではなく、生活の中での扱いやすさ、食べやすさは長く愛用される秘訣かもしれません。

 

生産者紹介

  • 株式会社きちみ製麺

    生産者名 株式会社きちみ製麺 詳細

    きちみ製麺の商標「つりがね印」は吉見家先祖が白石城主片倉小十郎公の家臣を代々に渡って勤めた関わりから、片倉家の由緒ある旗印「黒つりがね」を使用することをお許しいただき商標用のデザインをしたものです。大阪城夏の陣の戦いにも遥か白石よりこの黒つりがねの大旗を持って伊達の先陣を勤める二代目片倉小十郎の姿が屏風絵に描かれています。このつりがねには、名声が天下に鳴り響くようにとの願いが込められています。

    白石温麺 株式会社きちみ製麺 オンラインショップ