淡路島の自然と寄り添いながら育んだ、「花岡農恵園」の有機米

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諸国良品

2021/02/12

兵庫県の一番南に位置する、「淡路島」。瀬戸内海に浮かび、日光が当たる時間が長く、平均気温が15度という温暖な気候に恵まれているため、「農業王国」として知られています。そんな淡路島で「自然によりそい、自然の恵みをいただく」をモットーに有機農業に取り組んでいるのが「花岡農恵園」。田んぼのある五色町鮎原は水気が多い地域で、お米の栽培に適しています。
 

「花岡農恵園」の花岡明宏さんは各地で農業研修を受けた後、2004年に地元である淡路島で就農。大自然の中で生まれ育った花岡さんは高校生の頃から環境問題に興味があり、農業をする際には自然と寄り添いながらやる方法を漠然と考えていたといいます。

そんな折、地元で合鴨農法で有機米の栽培をするグループ「五色町合鴨研究会(現、五色オーガニックファーマーグループ)」に出会い、花岡さんも有機栽培にて米作り、野菜作りを始めました。何よりも「家族がおいしく、安心して食べられるものを作りたい」という想いからでした。

 

合鴨農法とは、田植えをした田んぼに合鴨を放鳥し、虫を食べてもらったり草を取ってもらったりする農法です。生まれて間もないヒナは稲とともに成長し、最後には鴨肉として頂く事になるのですが、それも「“いのちの循環”として大事にしたい」と花岡さんは言います。

肥料は合鴨の排泄物のみ。農薬や化学肥料を使用しないため、手入れに手間隙がかかるうえに、一般的には収穫量が下がってしまうそう。それでも花岡さんは自分が育った環境を守り、最終的に地域全体がオーガニックな農業を取り組んでいけるよう、地域の中でも認められるように日々頑張っています。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 花岡農恵園

    生産者名 花岡農恵園 詳細

    淡路島で「農と自然の恵みの調和」をコンセプトに営む農園。永続的に子々孫々に受け継いで行く事ができる農業を目指し、現在は自然農法に取り組んでいます。3人の子どもを持つ花岡さんの夢は、いつの日か子どもたちとともに農業をすること。「いつの時代も農はくらしの基礎であり続ける。みんなが自然から学んでいける世の中にしたい」と話します。

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