明治36年開墾、奈良県吉野の果実園から届ける旬のフルーツ

Keyvisual_shokokuRyouhin_horiuchi-fruit_main.jpg

諸国良品

2021/06/11

杉やヒノキなどの材木が有名な奈良県吉野地区は、日本一の柿の産地でもあります。明治36年開墾の「堀内果実園」では、木を粉砕して作ったチップを用いたフカフカの土壌で、柿をはじめとした旬のフルーツを年間を通して栽培しています。現在は6代目が園地を守り、果物の販売のほか、ドライフルーツなどの加工品の企画・生産・販売にも力を注いでいます。

堀内果実園のある五條市西吉野町では、大正末期頃から柿の植え付けが開始され、耕地を果樹畑に転換したそう。昭和49年には全国一の柿の産地を目指して、国のパイロット事業がスタート。それまで開墾が困難とされていた山や急峻地も開発され、一大果樹産地が誕生したといいます。

そんな堀内果実園で2001年から栽培を始めたのが、ブルーベリー。昔から林業で盛んな場所であったという土地の利点を活かし、木を粉砕しチップとなった堆肥を園地に敷き詰めているといいます。そのため園地はいつもフカフカ。また、そうすることで、大量の水も好む一方で水はけが良くないといけない、というワガママな木々を夏の乾燥からも守ってくれるそう。

堀内果実園のブルーベリーは農薬を使わずに育てているため、毛虫など虫の発生にも手を焼いていると話す生産者。「基本、虫などは葉っぱの裏側につくため、葉っぱを下から覗き込み虫を潰していくという途方もない作業があります。そんな点も含めて、収穫期を迎える時期は可愛くて仕方ありません」

さて、ブルーベリーですが、そのまま食べるのはもちろん、アイスやヨーグルトのトッピング、スムージー等もオススメです。「お好みの量のブルーベリー、牛乳50ml、ヨーグルト50g、氷3個、蜂蜜お好み量」で喉越しもさっぱりとした簡単スムージーが出来上がりますよ。ぜひお試しください!

生産者紹介

  • 堀内果実園

    生産者名 堀内果実園 詳細

    明治36年開墾の果実園。柿のほか、梅、ブルーベリー、すもも、かりんを栽培。「くだものの美味しさをそのままお伝えしたい」と、果物の風味を生かした無添加加工品の製造にも力を入れている。「ご先祖様から受け継いだ園地を1年を通じ、収穫の日を想定して園地を整え、木々の形成、摘蕾作業を行い、守っております。同じように育てていてもその年その年で様々な表情を見せてくれるくだものたち。“今年の味”をお楽しみ頂けたらと思います」