なにわの伝統野菜 難波ねぎ

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諸国良品

2022/04/22

なにわの伝統野菜とは、栽培が難しいことから生産量が少なく、あまり市場に出回っていない希少な野菜のこと。おおむね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜であることなどが認証基準として定められ、そのひとつに難波ねぎがあります。今ではビルが立ち並ぶ大阪・難波の街で明治時代に生まれた難波ねぎは日本最古のねぎとも言われ、古くから受け継がれてきました。鴨肉とねぎを入れてつくる「鴨なんば」はこの難波ねぎが由来だとも言われています。

記事内画像:001より甘く、より香り高く。理論に基づいた美味しいメロン

「人間といっしょやよ。おいしいごはんで人は幸せになるやん。野菜も土から栄養を吸い上げてるから、ごはんがおいしくなかったら全然育ってくれへんからな」そう語るのは生産者の稲田さん。大阪府松原市で50年以上難波ねぎの生産を続けている農家さんです。

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収穫したばかりの難波ねぎには、根っこにたくさん土がついています。これはねぎがしっかりと根を張って土から栄養をもらっている証。稲田さんの畑ではねぎが根を張りやすいようにふかふかの柔らかい土をつくっているのだとか。

また、難波ねぎは風が吹いただけでも折れてしまうほど葉が柔らかいため、収穫もすべて手作業で行われます。土づくりから収穫に至るまで、おいしい難波ねぎを育てるためには細かなところまで気を抜けません。

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大切に育てられた難波ねぎ。その最大の特長は青い葉の部分にあるぬめりです。一般的なねぎと比べても甘みが強く、加熱することでより甘みが増してねぎ本来のうまみが存分に味わえます。

生産者紹介

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    稲田ファーム 代表 稲田元正 詳細

    大阪府松原市で50 年以上前から、なにわの伝統野菜「難波ねぎ」をつくられている生産者。
    その歴史やおいしさを受け継いでいる難波ねぎは2017年に「なにわの伝統野菜」と認証され、地域の方々に愛され続けている野菜です。稲田さんのつくる難波ねぎは強い甘みと香り、「ぬめり」が特徴で、サッと火を通すことでシャキシャキとした食感と甘みを感じられます。