身近なものに“セカンドライフ”を。「お菓子袋のポーチ」と「染め物」 | 無印良品リペアカフェ部【加工編】

身近なものに“セカンドライフ”を。「お菓子袋のポーチ」と「染め物」 | 無印良品リペアカフェ部【加工編】

おたより/手をうごかすよろこび 無印DIY部

2025/11/15

刺繍、工作、絵、料理……自分の手をうごかして何かを作ることに没頭していると、散らばっていた思考が少しずつ整っていき、ざわついていた心がすとんと落ち着く。作ることは自分と向き合う、豊かなこと。
6回目は前回に続いて、無印良品リペアカフェ部の部員による、DIY講座。今回は「加工編」と題して、一見ハードルが高そう(!?)な「染め物」と「ポーチ作り」について教えてもらいました。
(取材・荒木にこ 撮影・表萌々花)

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リペアカフェ部とは?


身近なものに“セカンドライフ”を。「お菓子袋のポーチ」と「染め物」 | 無印良品リペアカフェ部【加工編】

2025年9月より無印良品の社内で、有志による部活動として、資源循環への意識を広める取り組みとしてスタート。
誰もが挑戦できるリユース・リサイクルを目的としたワークショップや会合を行っている。現在メンバーは約70人以上!

部員Nさん/リペアカフェ部発起人。自社の中古衣料品を再販するプロジェクトを初めて店舗で実施したのが話題に。2024年に循環推進部に異動。
部員Kさん/2002年に入社し、現在は循環推進部に所属。今回紹介したポーチは家族で愛用しているのだそう。


今回は加工編。ずっと着ている、愛着のある服だけど穴が空いてしまった……捨てるのが惜しいお気に入りのお菓子のパッケージが一手間かけるだけで、フレッシュなアイテムに様変わり。今回は、「染め物」と「お菓子袋のポーチ作り」の方法とコツを伝授。一度始めたら、底知れない沼が待っているかも……?

真っ白なシャツを味わいのある風合いに染める

身近なものに“セカンドライフ”を。「お菓子袋のポーチ」と「染め物」 | 無印良品リペアカフェ部【加工編】

まずは部員Nさんの「染め」との出会いから。
「昔から洋服が好きで、いろいろ探すのですが着たい形と欲しい色がなかなか一致しないことも多くて。どうしたものか考えた末、自分で染めてみようと始めたのが染色です。そしたら、ちょっと飽きてきたデザインや好みではなかった服も手放さずにまた着られるように。特に思い出深いのが、イメージ通りにならなかった藍染めと柿渋染。一度漬けるくらいでは、思っていた色にならないから時間がかかる。それに加えて、天然染料だと予測がつかないムラも出る。そうした時間や手間、全部ひっくるめて味わい深いんです。ちなみに、無印良品のシャツは、綿や麻100%でできているので染色に向いています。ステッチだけ合成繊維だから白く残ってくれるのもまた良しですね」

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<材料>

<作り方>

①染料の飛び散りを防ぐため、床や壁には新聞紙を敷いておく。

②「紳士 洗いざらしブロード長袖シャツ」の全体を水に濡らす。

③バケツに水を張り染料を混ぜる。②をいれる。

④しばらく浸しておく。しっかり染めたいときは、火にかけるとより色が入る。

⑤一晩ほど漬けたあと、手洗いし干す。イメージ通りの色になるまで、これを繰り返し完成。

身近なものに“セカンドライフ”を。「お菓子袋のポーチ」と「染め物」 | 無印良品リペアカフェ部【加工編】
左は、深い藍色を目指していたら、淡いブルーになったという藍染めしたシャツ。右は柿渋によって染色。イメージ通りの色になるまで10回染め直し、2カ月かけて完成したという。

お気に入りのお菓子のパッケージをポーチに!

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続いて、部員Kさんは無印良品の食品のパッケージを再利用したポーチ作りについて。
「数年前、YouTubeで楽しそうな工作を探していたら、お菓子の袋からポーチを作っている動画を見つけたんです。すぐに無印でかわいいと思っていたパッケージで試してみました。道具さえ揃えれば、工程もシンプルで、もうかれこれ5年くらいは作り続けています。最近はお菓子コーナーを見る時は、デザイン重視で選ぶようになっているかもしれない(笑)。旅先でも、その地域でしか売っていないお菓子を購入して、おいしくいただいた後は、パッケージを残してポーチにしています。そうすると、思い出と一緒に残せるんです。普段は、文房具や小物を入れて持ち歩いていますが、強度もあって、くたらないので使い勝手も抜群です」

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<材料>

<作り方>

①パッケージの封がされている両端と、左側を「左利きでも使いやすいカッター 」で真っ直ぐカット。

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②①に対して、縦横ともに約3cm大きめに「窓ガラスフィルム」を切り、2枚用意する。

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今回はすりガラスのような質感の「窓ガラスフィルム」を使用。

③①の裏表の両面に②を貼る。「圧着ローラー」で空気が入らないようにしっかりのばす。その後、縫い代分1cmを残して周囲をカット。

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④開け口となる上部にミシンで「ファスナー」を装着。さらに裏返しに二つ折りにして、サイドを縫う。

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ファスナーは1本ファスナーだと楽。

⑤最後に底部を縫い、両角にマチをつける。表に返すときは、思い切りするのがコツ。

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左が今回制作したもの。右は過去作。それぞれの賞味期限日も味わい深い。

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