「隠れ乾燥肌」に注意。夏のスキンケアで大切なこと

「隠れ乾燥肌」に注意。夏のスキンケアで大切なことは「保湿」

おたより/暮らしのQ&A

2026/07/27

ベタつきがちな夏は、どうしても保湿ケアを怠りがち。しかし、エアコンや紫外線などの影響で内側が乾燥する「インナードライ」の人が実は多いのです。潤い不足にならないための夏のスキンケアやインナーケアのポイントは? 美容皮膚科医の廣瀬先生にうかがいました。(取材・文/草野舞友 イラスト/Rei Kuriyagawa)
銀座よしえクリニック 総院長
お話を聞いた人:廣瀬嘉恵先生
美容皮膚科医。東京大学大学院医学研究科卒。銀座よしえクリニック・総院長。2003年に開業し、現在は都内を中心に8院を展開。特にエイジング治療は、年間数万人の実績がある。

実は夏こそ肌の乾燥に注意。「インナードライ」が急増

乾燥とは無縁に思える夏ですが、実は「隠れ乾燥肌」になっている可能性が。その原因は、エアコンや紫外線にあります。

「エアコンの風が当たりすぎると、肌表面の水分が蒸発していきます。これは扇風機の風も同様。さらにエアコンをつけると湿度が下がることも、乾燥の原因になります」と廣瀬嘉恵先生。

「肌の水分が不足すると皮脂が過剰に分泌されますが、その結果、肌の表面はテカっているにもかかわらず肌の内側は乾燥する『インナードライ』に。

この状態が続くとバリア機能が低下し、肌トラブルが起こりやすくなるのです。そのうえ、紫外線ダメージを受けやすい夏。紫外線も肌機能の低下を招くため、乾燥を加速させる要因が実は夏は多いんです」

夏のスキンケアのポイントは内側から潤す「水分補給」

肌も体も水分が不足して乾きやすい夏は、水分補給が欠かせません。

「夏は汗をかくことでどんどん水分が失われるので、水分をとることは体にとっても肌にとっても重要。水やお茶、ミネラル補給ができるドリンクなどを少量ずつ、こまめにとるようにしましょう」

水分補給をする女性のイラスト

そして、スキンケアのポイントは保湿。

「シートマスクや化粧水+乳液やクリームでしっかりケアを。さらっとした使用感で浸透力のある、ホホバオイルやスクワランオイルをカサつく部分にプラスするのもおすすめです。

脂性肌や混合肌でベタつきが気になる人は、さっぱりタイプの軽いテクスチャーのアイテムを選び、たっぷり塗ると◎。

とはいえ皮脂汚れは酸化して、やがて毛穴詰まりなどの原因になるので、夜のクレンジングと洗顔はしっかり行いましょう。ただし乾燥肌の人は、朝の洗顔は洗い流す程度にし、保湿を重視してください」

日頃から意識したいエアコンの乾燥対策

肌に直接風が当たると乾燥しやすくなるので、サーキュレーターの活用を。天井方向に向けて空気を循環させることで、直風を避けられます。

「ミストタイプの化粧水なら、オフィスなどでも手軽に水分補給ができます。ただしそれのみだと一瞬潤っても、しばらくすると乾燥が進んでしまう場合も。乳液などで軽くフタをして、保湿もするのがベストです」

夏の美肌を整える、食生活や生活習慣

エアコンの冷えや、室内外の気温差で自律神経のバランスが乱れると、血流悪化につながり、肌に酸素や栄養が届きにくくなり、ターンオーバーが乱れる原因に。

「ターンオーバーが乱れると、肌バリアや保水力の低下につながり、肌が乾燥しやすくなります。湯船につかる、軽い運動をするなどの『血流を促す習慣』が、肌の乾燥予防に◎

もちろん、食生活の乱れも肌に影響が出ます。夏はついつい、火を使うのが億劫だったり、食欲が湧かず、食事の栄養バランスが乱れがち

コラーゲンの生成を助けるたんぱく質をしっかりとることを心がけましょう。

また、良質な脂質・オレイン酸も肌の機能を支えます。豊富に含まれる、ナッツ類(特にアーモンド)やアボカドを間食や食事に取り入れてみてください」

オイル、バーム、ジェル、ミルク…… 自分に合う「クレンジング」の見つけ方_M7U30a

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