暮らしのQ&A
意外と知らない、清潔を保つ「寝具ケア」の基本

2026/09/07
今さら聞きにくい「寝具ケアの基本」を、掃除や家事のスペシャリスト・藤原千秋さんに教えてもらいました。
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大手住宅メーカーで営業職を経て、独立。主に掃除や家事、住宅に関する記事執筆を専門とする、ライター・アドバイザー&コラムニストとして活動中。監修本に『きほんから新発想まで 家事ずかん750』(朝日新聞出版)などがある。私生活では、三女の母。
シーツやまくらカバーを洗う頻度は?

まくらカバーは、週に1回以上洗濯するのが理想的だという藤原千秋さん。
「首回りは、特に汗をかきやすい場所。汗やフケ、アカ、髪の毛はダニの大好物なので、特に暑い時期はまくらカバーを頻繁に洗うことをおすすめします。
シーツやタオルケットを洗う頻度は環境によって異なりますが、こまめに洗ったほうがよいのは、汗をかきやすい人や汗を吸い取りにくい衣類(または薄手)で寝ている人。また、寝室の湿度が高い家庭や小さなこども・ペットと一緒に寝ている場合も、こまめに洗濯できるるとよいですね。ちなみにわが家の洗濯頻度は、2週間に1回くらいです」
寝具を洗濯する際に注意するポイントは、柔軟剤を使わないこと。
「柔軟剤は繊維をコーティングしてしまうため、せっかく洗っても汗が吸い取りにくくなってしまうんです。また、強い香りは睡眠の妨げになることがあるので、洗剤も香りが控えめなものをおすすめします」
洗えなくても「乾燥」させればOK

湿度が60%以上になるとダニは繁殖しやすくなりますが、洗濯が難しくても「乾燥」させることで予防になるのだとか。
「においの元になる細菌の繁殖もダニ・カビの発生も水分や湿気が元凶なので、とにかく乾燥させることが重要です。まくらなどは天日干しができればベストですが、難しいものは『部屋干し』でOK。サーキュレーターで数時間風を当てる、風通しの良い場所にタオルケットや掛けぶとんをイスに掛けて乾燥させる、まくらを立てる、などでも効果があります。寝具の衣替えをする際も、しっかり乾燥をさせてから収納するようにしましょう」
マットレスは「拭き洗い」でケア
丸洗いできないマットレス。放っておくと、カビが生えてしまうことも。
「湿気がたまりやすいので、持ち上げて2Lのペットボトルをいくつか挟み、定期的に浮かせて風を通し、乾燥させる時間をつくりましょう。汚れが気になるときは、拭き洗いでケアを。洗えないカーペットやソファなども、同じ方法でケアできます」
拭き洗いの方法
1.バケツまたは洗面器に水とおしゃれ着洗いの中性洗剤を入れて(手洗いに推奨される量)、雑巾やマイクロファイバークロスを浸してかたくしぼる
2.マットレスを拭く(少量の中性洗剤であれば、水拭きは不要)
3.マットレスを立てて、風通しのよいところでしっかり乾かす。サーキュレーターや扇風機の風を当てると◎
除湿剤やダニ取りシートを仕込む

湿気がちな寝室におすすめなのが、『くりかえし使える除湿剤』と『置くだけダニ捕りシート』。いずれも化学物質などを使用していないため、寝具にも安心して使えます。
「吸湿・消臭機能に優れている除湿剤は、収納するときはもちろん、ふとん周りに置いておくのも効果的です。また、ダニ捕りシートをふとんの下に置いておけば、生きたダニを呼び寄せシートに閉じ込め、逃さず捕獲してくれます。ダニ自体は汗や皮脂がでやすい上半身に多いですが、顔の付近にシートを置くとそこを目指して集まってきてしまうため、腰より下の位置に置くことをおすすめします」
洗濯しやすい寝具選びを

「最近は、丸洗いができるまくらや掛けふとんなどが増えています。寝具を選ぶ際に、洗濯しやすい点も考慮したいですね」と藤原さん。
抗菌防臭機能や防ダニ機能が付いたまくらカバーやシーツ、ふとんなどもも取り入れて、無理なく上手に対策を。
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