暮らしのQ&A
大人世代こそチーク。生き生きした印象をつくる基本の使い方

2026/09/27
取材と文・藤田華子 撮影・藤井由依 イラスト・minomi
プライベートサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。年齢や顔立ちにかかわらず、その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、美容誌でのメイク監修や連載のほか、TV、イベント出演も多数。著書に『メイクアップアーティストがたどり着いた心、生き方、ときどきメイク(三笠書房)』『45歳からの自分を好きになるメイク(主婦と生活社)』『眉の本(光文社)』など。完全予約制のプライベートメイクセッションでは、一人ひとりの悩みに寄り添った実践的なアドバイスが支持を集めている。
Instagram:@reina.official
大人世代にこそチークが“必須”なわけ
「入れると“おてもやん”にならないかな?」「若作り感が出そうで苦手」と、いつの間にかチークを塗らなくなってはいませんか。
レイナさんが「もし無人島にコスメをひとつ持っていくなら、絶対にチークを選びます!」と語るほど、チークは“顔印象を左右する最重要アイテム”と力説します。

特に、40代半ばを過ぎると、女性ホルモンの変化などに伴い、顔の骨密度や血流がゆるやかに変化していきます。それに伴い、顔の血色が悪く見えたり、こめかみ周辺が凹んでハチが張って見えたり、頬の位置が下がって顔全体がのっぺり見えたりしがち。
そこで「チークを上手に仕込み、血色を補うことではじめて健康的な美しさを引き出すことができるんです」とレイナさん。
さらに、キュッと頬がリフトアップして顔の余白がギュッと埋まり、一気に引き締まった印象にも。
血色感を足すだけでなく、顔全体を小顔に見せて生き生きとしたハッピーオーラを引き出してくれるのが、チーク本来のすごい力なのです。
ここからは、頬周りの筋肉をほぐすメイク前のおすすめマッサージと、生き生きとした印象をつくる、基本のチーク、リップのメイク方法を紹介します。
メイク前の準備。息を吐きながらおこなう「ほぐしマッサージ」
血色感あふれるベースをつくるために、メイク前におこないたいのが頬周りのコリをほぐす準備マッサージ。「呼吸を意識して余計な力を抜くことで、表情筋がふんわりやわらかくなり、自然に血色も良くなります。チークのノリが格段にアップしますよ」(レイナさん)
① 手をグーにし、関節の部分を頬骨の下にあて、ふーっと息を吐きながら、肌の奥に圧をかけるようにして、内側から外側へ向かって肌をほぐしていく。

② 中指と人差し指でフェイスラインの上下を挟むようにして、あごから耳に向かって圧をかけながら移動。息を吐きながらコリを揉みほぐす。

夕方まで明るい顔色をキープ。失敗しない大人のチークメイクのやり方
大人の血色づくりに大切なのは、肌の内側からジュワッと滲み出るような自然なツヤ感と、重ねても重たくならない透明感です。今回は、メイク初心者でも失敗しにくい無印良品のアイテムをレイナさんがセレクト。これらを使った大人のチークメイクを解説していきます。
今回使用したおすすめアイテム

- クリームチーク アプリコット:指でさっとのせるだけで、ベースメイクを剥がさず肌になじむみずみずしい質感。内側からの自然な血色を仕込むのに欠かせない一品です。
- チークカラー コーラルオレンジ:グラデーションカラーとハイライトが入ったパウダータイプ。仕上げにふんわり重ねることで、1日中崩れない健康的な肌色をキープしてくれます。
- リップスティック オレンジベージュ:ほどよい太さでスルスル描け、唇に上品なフィット感と彩りを与えてくれる一本。
- 肌あたりやわらか チーク用ブラシ:極細ファイバー毛で肌あたりが優しく、パウダーを均一に含んでふんわり発色させてくれる専用ブラシ。(2026年9月30日発売開始予定)
STEP1:位置がカギ。クリームチークの血色&こめかみ仕込み
チークで一番大切なのは「のせる位置」です。下地のあと(パウダーの前)にクリームチークを仕込んでおくことで、お風呂上がりのような自然な血色が完成します。
① 軸を決める
黒目の外側からまっすぐ下ろした線と、小鼻の上の横ラインが交差する「交差点」に、指でクリームチークをちょんとのせる。ここが一番濃くなる中心軸に。
② ぼかして広げる
何もついていない指で、中心から外側に向かって一回り、二回り大きく円を描くようにポンポンと軽く触ってやさしくなじませる。

鼻の穴より下の位置にチークを入れないように気をつけましょう。低い位置に入ってしまうと、顔全体が下がって見えたり赤みのように見えたりするため、下限のラインをしっかり意識して。
③ こめかみ&生え際に仕込む
指に残ったチークを、大人世代が凹みがちな「こめかみ」や「額の生え際」、さらには「アイホール」や「輪郭」へとのばす。顔全体に温かみが生まれ、へこみがふっくらカバーされてリフトアップ感が。


STEP2:パウダーチークのスタンプ重ねと、メリハリ立体リップで仕上げを
クリームチークを仕込んだら、フェイスパウダーを乗せた上に、全体のバランスを見ながらパウダーチークとリップを重ねて仕上げていきます。「クリームチークとパウダーチークを重ねることで、夕方まで明るい顔色をキープできます」(レイナさん)
① パウダーチークのスタンプ塗り
チークブラシにパウダーを含ませたら、横にシャーシャーと滑らせるのではなく、「ポフポフ」とスタンプするように、頬や輪郭などクリームチークをのせた場所にやさしく重ねて。

② リップは中央に置いて口角からつなぐ
リップクリームやバーム、唇用の美容液などで保湿し、油分をティッシュオフ。

リップスティックを、下唇の中央と上の山に舞妓さんのように、ポンポンとスタンプのように置いたら、左右の口角から中央に向かって繋ぐように塗っていく。仕上げに『リップエッセンス』を重ねれば、大人のしぼみがちな唇もふっくら潤った印象に。


チークとリップは、大人世代の顔に「元気とハッピーなオーラ」を吹き込んでくれる魔法のツールです。「難しそう」と遠ざけてしまうのは本当にもったいない。まずは指でトントンと頬に血色をのせるところから、気楽な気持ちで楽しんでみてください。鏡の中に映るご自身の顔が、パッと明るく上向きに変わっていくのをきっと実感できるはずですよ。
ブラシクリーナーで清潔なツールをキープ
キレイな発色と健康な素肌を保つために、忘れずにおこないたいのがメイクツールのケア。
『メイクブラシクリーナー スプレータイプ』(2026年9月30日発売予定)は、すぐに揮発してくれるため、水洗いのように乾くまで一晩待つ必要がなく、忙しい毎日でもストレスなくお手入れを続けられます。

無印良品のチークとリップのカラーバリエーション

『クリームチーク』(写真左)はフレッシュな印象の「アプリコット」とナチュラルな血色を感じる「ピンクベージュ」の2色展開。
『パウダーチーク』(写真右)は、健康的な印象の「コーラルオレンジ」、かわいらしい印象に仕上がる「ローズピンク」、自然に顔色を良く見せ、上品に仕上がる「ピンクベージュ」の3色展開。

唇の乾燥を防ぎ、うるおいとツヤを与える美容液『リップエッセンス』(写真左)は、無色透明の「ハニー」と、ほんのり色づく「ピンク」の2種類。
リップはスティックタイプとグロスタイプから選べます。『リップスティック』(写真中央)は「ローズ」「ピンクベージュ」「オレンジベージュ」「クリアレッド」の4色、『リップグロス』は「スモーキーオレンジ」「ピンクベージュ」「ピンクブラウン」「ローズピンク」の4色展開。
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