季節は秋の夜長へ。「秋分」に整えておきたいこと

2026-09-11

おたより/二十四節気の楽しみ方

2026/09/23

太陽の動きをもとに一年を24等分し、それらを春夏秋冬の四季に6つずつ区分したのが「二十四節気」。古代中国で考案され、日本では奈良時代以前から親しまれています。今でも季節の指標として、文化や慣習を理解する手がかりになっている「二十四節気」を、くらしの中で楽しむには? そのヒントを、和文化研究家の三浦康子さんに教えていただきました。今回は、第十六節にあたる「秋分」のお話しです。

イラスト・Rei Kuriyagawa

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三浦康子さん
三浦康子さん
和文化研究家。日本の文化や伝統、季節行事をわかりやすく解説し、今のくらしに楽しく取り入れる方法を提案している。行事を楽しみながら豊かな子育てをする「行事育」も提唱。WEBをはじめ、テレビやラジオ、新聞などでも活躍。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『かしこい子に育つ季節の遊び』(青春出版社)、監修書に『季節を愉しむ 366日』(朝日新聞出版)などがある。

秋分(しゅうぶん)とは?

2026年の「秋分」は、9月23日~10月7日。暦のうえでは立秋から立冬の前日までが秋で、秋分はその中間にあたります。

祝日になっている「秋分の日」は、昼と夜の長さがほぼ同じになる「秋分」に入る日をさし、この日を中日とした前後3日、合計7日間が「秋のお彼岸」です。

秋分以降はだんだんと日が短くなり、秋の夜長へ向かっていきます。厳しかった残暑にようやく目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるようになりました。

また、春分の頃から夏の間に鳴り響くことが多かった雷が、次第に鳴らなくなってくる時季でもあります。空が澄み、月がきれいに見え、虫の音もよく聞こえてくるでしょう。今年の十五夜(中秋の名月)は9月25日。晴れるといいですね。

秋分の過ごし方

秋分の家事

10月1日は「衣替えの日」。この日を目安に、制服などが夏服から秋冬服へと切り替わります。それにならい、家庭でも夏ものをしまって秋冬ものを出すようになり、季節感のある装いの準備をしてきました。気温が高い日はまだ夏ものの出番ですが、そんな時には秋らしい色や柄を選ぶと素敵です。

無印良品のポリプロピレンケースから衣類を取り出す女性

衣服だけでなく、インテリアやくらしの道具なども秋冬ものに切り替えたい時季。しまいそびれている夏の風鈴やスリッパ、涼感グッズなども、お手入れをしてから片づけましょう。

また、お彼岸にはお墓を掃除してからお参りし、仏壇もきれいにするのが慣わしです。気持ちも清められそうですね。

秋分の食べもの

秋のお彼岸といえば、おはぎ。「ぼたもちじゃないの?」という方も多そうですが、昔は季節で呼び分け、つくり方にも違いがありました。

春は牡丹の花に見立てて「牡丹餅(ぼたもち)」、秋は萩の花に見立てて「御萩(おはぎ)」と呼び、その花の姿になぞらえて、牡丹餅はぽってりとした円型に、御萩は小ぶりな俵型にしていたそうです。

さらに、使うあんにも違いがあります。秋は収穫したての小豆が使えるため皮がやわらかく、御萩はつぶあんでつくられました。一方、春の牡丹餅は、ひと冬越して固くなった皮を裏ごしして取り除き、こしあんにしていたといいます。

今ではあまり区別されませんが、昔の人は季節の移ろいに寄り添って食を楽しんでいたのですね。

無印良品のみたらし団子

そして、十五夜のお月見に欠かせないのが、月見団子と里芋などのお供えもの。十五夜は月を観賞しながら里芋やさつま芋の収穫に感謝をする行事で、別名「芋名月」と呼ばれます。

お供えものは下ろしていただくことが大切とされ、「きぬかつぎ」という里芋料理も定番です。さらに、りんごや梨、柿、ぶどうなどの旬のくだものを添えることも多く、ぶどうのようなツルものを供えると「お月様とのつながりが強くなる」という言い伝えも残っています。

秋分のセルフケア

月が美しく見える時季なので、十五夜に限らず、ぜひ月を眺めてみてください。三日月、上弦の月、十六夜……昨日とは違う形の月がそこにあります。夜空を見上げ、夜風を感じながら過ごす時間は、心の緊張をほどいてくれるでしょう。

日記を書く女性の手元

また、秋の夜長は、自分だけの心地良い時間を愉しむのにぴったり。本を読んだり、日記を書いたり、瞑想をしてみたり。忙しい中でも、自分の内側に目を向ける余白を持つことが、心を整えることにつながります。

衣替えついでに、収納の見直しを

衣替えをする際に、収納法や収納アイテムを見直してみてはいかがでしょうか。収納は知恵を働かせるのも大事です。

例えば、奥行きのある収納ケースなら、引き出しの手前と奥でシーズンを分けておくとスムーズ。限られた空間でたたむ・吊るす・掛けるといった収納法を組み合わせ、自分が使いやすいクローゼットに整えてみると、日々の洋服管理がラクになります。

最近は工夫の利いた収納アイテムが増えているので、取り入れてみてはいかがでしょう。

スタッフおすすめのすっきり整う「衣類収納アイテム」

引き出しの入れ替えで、衣替え完了『ポリプロピレンケース』

無印良品のポリプロピレンケースを使用したクローゼット

衣類の量や収納スペースに合わせて、複数のケースを組み合わせて使えます。季節ごとに衣類を分けて引き出しに収納しておけば、引き出しを入れ替えるだけで衣替えが完了。また、半透明なので、中に何が入っているか把握しやすい点も◎。

デッドスペースが収納空間に『シャツホルダー』

無印良品のシャツホルダー

クローゼットのポールなどに吊るして使用。シャツやセーター、マフラー、帽子、タオルなどが型崩れすることなく収納できて、取り出しがスムーズです。6段あるので収納力も高く、未使用時は折りたためます。

ReMUJI

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