二十四節気の楽しみ方
気温がぐっと下がる「霜降」にやりたい冬支度

2026/10/20
イラスト・Rei Kuriyagawa
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和文化研究家。日本の文化や伝統、季節行事をわかりやすく解説し、今のくらしに楽しく取り入れる方法を提案している。行事を楽しみながら豊かな子育てをする「行事育」も提唱。WEBをはじめ、テレビやラジオ、新聞などでも活躍。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『かしこい子に育つ季節の遊び』(青春出版社)、監修書に『季節を愉しむ 366日』(朝日新聞出版)などがある。
霜降(そうこう)とは?
2026年の「霜降」は、10月23日~11月6日。ひとつ前の「寒露」は寒さの中でもまだ凍る前の「露」ですが、この時季になると気温がぐっと下がり、空気中の水分が凍って霜になります。
「霜が降りる」という表現は、昔の人が辺り一面にうっすらと霜で覆われた早朝の景色を見て、雪のように空から降ってきたと考えたからだと言われています。
霜降の期間には、「読書週間」(10月27日~11月9日)、「ハロウィン」(10月31日)、「文化の日」(11月3日)があります。
また、2026年は10月23日が「十三夜」のお月見です。十五夜の次に美しいとされ、栗や豆(枝豆)をお供えして収穫祝いをするので、別名「栗名月」、「豆名月」とも呼ばれています。深まる紅葉とともに、こうした行事やイベントが彩りを添えてくれそうです。
霜降の過ごし方
霜降のくらし
晩秋の寒さは、冬の本格的な寒さとは違うので、うすら寒さを表す「うそ寒」、時折感じる肌寒さを表す「そぞろ寒」、夜のひんやりした寒さを表す「夜寒」、朝の冷え込みを表す洗わず「朝寒」などのことばがあります。
そんなときにさっと羽織れるストールやカーディガンを準備しておくと便利。ひざ掛けもあると、秋の夜長を楽しむ際に活躍するでしょう

冷えを感じたら、あたたかい飲み物を飲むと、体の内側がほっと緩みます。就寝中の冷え対策には、足し引きしいやすい布団や厚手のパジャマを用意して、風邪をひかないようにしたいですね。
霜降の食べもの
この時季に東北や北海道の沿岸に寄ってくる鮭は、「秋鮭」と呼ばれています。鮭は川で生まれ、海へ下って成長し、産卵の時期になると再び生まれた川へ戻ってくる回遊魚。
川を上る直前の秋鮭は、身が引き締まり、旬ならではのおいしさです。焼き鮭や鍋、炊き込みご飯など、さまざまな料理で楽しんでみてはいかがでしょう。メスはお腹にたくさんの卵を抱えているため、筋子やいくらもこの時季に旬を迎えます。

また、りんごの晩生種は霜降の頃から収穫が始まります。「ふじ」、「王林」などがそうです。中生種の「紅玉」、「ジョナゴールド」、「陸奥」などは10月中旬から収穫されるので、いろいろな品種が出そろいます。柿も出荷の最盛期。店頭で見かけたら、旬を味わってみてください。
降霜のセルフケア
秋の終わりが近づき冬の気配が漂いはじめる霜降は、冷えと乾燥に寄り添いながら、心と体をゆっくり整え、冬を迎える準備をしていきたい時季。寒暖差が大きく、体調がゆらぎやすいので、外出時は薄手の羽織を一枚持ち歩くと安心です。

冬に向けて乾燥しやすくなるので、入浴後の保湿は、いつもよりていねいに。デスクやベッドサイドにクリームを置き、乾きを感じたら塗る習慣をつけてケアしましょう。
秋の夜長は香りとともに

秋の夜長は、リラックスして過ごしたいもの。好みの香りをお部屋に漂わせると、心の緊張がほどけていきます。
ウッディ、ハーバル、フローラルなど、香りの系統はさまざま。形状もエッセンシャルオイル、お香、キャンドル、スプレーなど、いろいろあります。
バスソルトやハンドクリーム、ボディクリームで、香りを取り入れてもよいですね。自分の好みやその日の気分に合うものを選ぶのも、楽しい時間です。
スタッフおすすめの手軽に楽しめる「香りアイテム」
部屋が香りに包まれる『インテリアフレグランスオイル アールグレイ』

かさばる衣類やタオルなどがコンパクトに収納できます。用途や人別に分けて収納すれば、旅先での出し入れもスムーズ。使わないときはコンパクトにたためます。ふだんは着替え入れなどに。圧縮できるタイプもあります。
シュッとリフレッシュ『ルームフレグランススプレー オータムブレンド』

秋の夕暮れをイメージしたフローラルの香りで、金木犀にレモンやベルガモットなどの爽やかなシトラスもプラス。シュッとひと吹きするだけなので、手軽に香りを楽しみたい人におすすめです。
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