絶好の行楽シーズン。「寒露」にトライしたいこと

本番

おたより/二十四節気の楽しみ方

2026/10/08

太陽の動きをもとに一年を24等分し、それらを春夏秋冬の四季に6つずつ区分したのが「二十四節気」。古代中国で考案され、日本では奈良時代以前から親しまれています。今でも季節の指標として、文化や慣習を理解する手がかりになっている「二十四節気」を、くらしの中で楽しむには? そのヒントを、和文化研究家の三浦康子さんに教えていただきました。今回は、第十七節にあたる「寒露」のお話しです。

イラスト・Rei Kuriyagawa

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三浦康子さん
三浦康子さん
和文化研究家。日本の文化や伝統、季節行事をわかりやすく解説し、今のくらしに楽しく取り入れる方法を提案している。行事を楽しみながら豊かな子育てをする「行事育」も提唱。WEBをはじめ、テレビやラジオ、新聞などでも活躍。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『かしこい子に育つ季節の遊び』(青春出版社)、監修書に『季節を愉しむ 366日』(朝日新聞出版)などがある。

寒露(かんろ)とは?

2026年の「寒露」は、10月8日~10月22日。「草木に冷たい露が降りる時季」という意味で、朝晩はぐっと冷え込むようになります。雁(がん)などの渡り鳥が北方から渡ってくるのも寒露の頃です。

晩秋に入って山々が色づき、紅葉前線は北から南へ、また高度の高い山頂から低いふもとへと移っていきます。例年、紅葉前線は10月初めに北海道を出発し、12月上旬に鹿児島へ達します。地域によって見頃が異なるのも、楽しみのひとつです。

寒露の過ごし方

寒露のくらし

過ごしやすい気候で、紅葉が楽しめる行楽の秋。旅行に出かけるにも良い時季です。いつもと違う環境に身を置くと、見るもの聞くものが新鮮で、その土地の特産品や名物料理も楽しめます。リフレッシュしてパワーチャージもできるから、旅はおもしろいのでしょう。

散歩をする女性
撮影・藤井由依

旅先を考えていると、行きたい場所が次々と浮かんでくる……。そんな人は「行ってみたい場所リスト」を手帳やTODOリストに書き出してみてください。今年は無理でも来年行こう、桜の時季に行ってもいいな、寄れなかった温泉にも入りたい。そこに書き出したのは、わくわくの種です。

寒露の食べもの

実りの秋。さまざまな秋の味覚が旬を迎えるので、この時季ならではのおいしさを堪能したいですね。秋の魚には秋刀魚、秋鮭、秋鯖など、名前に「秋」がついているものが多いことに気付きます。

中でも脂がのり、旨みがぐっと深まるのが秋鯖。刺身や塩焼き、味噌煮、炊き込みごはんなど、さまざまな料理で味わえます。

無印良品の炊き込みごはんの素

松茸やしいたけ、しめじなどのキノコ類も旬です。炊き込みごはんやホイル焼きはもちろん、網焼きも絶品。しょうゆをたらして焼くと、芳醇な香りと旨みが楽しめます。

「香り松茸、味しめじ」ということばは、香りがすぐれているのは松茸、味がすぐれているのはしめじという意味ですが、「ものごとにはそれぞれ長所がある」というたとえとしても用いられています。

また、蕎麦屋の店先で「新蕎麦」の貼り紙が見られる頃です。蕎麦は大別すると夏型と秋型の品種があり、いずれも収穫したては「新蕎麦」ですが、俳句では秋の季語。秋の新蕎麦をたぐりながら、一杯やるのも乙なものです。

寒露のセルフケア

なんとなくもの悲しいな、寂しいな、涙もろくなったな……。テンションが上がる夏から落ち着いた雰囲気になる秋は、気持ちが大きく揺れやすい季節とも言われています。

こうした特有の気持ちのゆらぎは、昔から人々が感じ取ってきたもので、秋の心情を表すことばには、「秋思(しゅうし)」、「物憂い(ものうい)」、「傷秋(しょうしゅう)」など、切なくもの思いにふける心を表現したものが数多くあります。

無印良品のワイヤレスモバイルスピーカー

そんなときは、好きな音楽を聴いたり、友達と出かけておしゃべりしたり、無心で体を動かして汗をかいたり、香りを楽しんだり、心地良いと思えることを増やして気分転換をはかりましょう。前述の「行ってみたい場所リスト」に加えて、「やってみたいことリスト」を書いてみてもいいですね。

旅支度をもっとスムーズに

お出かけや旅に出る機会が多いシーズンに役立つのが、トラベルグッズ。最近のものはとても機能的で、売場をのぞくと使い勝手の良さに感心してしまいます。普段の生活にも重宝するものなら、より良いですね。荷造りが苦手な人は、グッズを活用することが得意になる近道かもしれません。

スタッフおすすめの日常でも役立つ「トラベルグッズ」

用途別に分けて収納できる『ポリエステル仕分けケース』

無印良品のポリエステル仕分けケース

かさばる衣類やタオルなどがコンパクトに収納できます。用途や人別に分けて収納すれば、旅先での出し入れもスムーズ。使わないときはコンパクトにたためます。ふだんは着替え入れなどに。圧縮できるタイプもあります。

使わないときはコンパクト『たためるボストンバッグ』

無印良品のたためるボストンバッグ

生地は撥水加工が施され、正面2か所、内側1か所にポケット付き。軽くて持ち運びやすく、キャリーケースのバーに通せば固定して持ち歩くこともできます。付属のポーチに入れればコンパクトになるので、普段のサブバッグにも◎。

ReMUJI

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