上手な買い物のヒント
ひとつ灯りを足すだけで。部屋の印象を変える間接照明の選び方

2026/10/12
撮影・文/菅野有希子
すがの・ゆきこ プロップスタイリスト。会社員を経て2016年独立。雑誌、書籍、WEBメディア等で、食からインテリアまでライフスタイル提案のスタイリングを幅広く手がけ、自身で撮影を行うことも。近著に『センスのいい うつわの選び方』(エクスナレッジ)。
Instagram:@yukiko130
昼はオブジェ、夜は灯りに
「なんだかこの部屋、いまひとつ冴えないな……」というとき、大きな家具を変えなくても、照明を見直すだけで印象が変わることがあります。
ダウンライトやシーリングライトだけで過ごしている方も多いかもしれませんが、部屋全体を均一に照らす光は、どうしても空間が平面的に見えやすいもの。そこに小さな照明を足して明るい場所と暗い場所をつくると、陰影が生まれて、ぐっと奥行きのある印象になります。
しかも照明は、暗いところを明るくするだけでなく、昼間はオブジェ、夜は光そのものがインテリアになるアイテム。「なんかこの一角、ちょっと寂しいな」という場所に、小さな照明をひとつ置いてみる。それだけでも空間の景色は変わります。
いきなりアートを飾るのは少し難しく感じても、間接照明なら実用品なので取り入れやすい。明かりとして使いながら、オブジェのような存在感も楽しめます。
無印良品の照明にも、紙やガラスなど素材そのものがきれいなものや、個性的なフォルムのものがいろいろ。灯していない昼間にも絵になるので、「実用と飾りの間」くらいの感覚で選んでみるのがおすすめです。
「どこを照らしたい?」で選ぶとわかりやすい

照明選びでまず考えたいのが、光の広がり方。
シェード全体が光るタイプは、周囲にふんわり光が広がるため、「あたたかみ」や「やわらかさ」をもたらし、ベッドサイドなどリラックスしたい場所にぴったり。
反対に、下向きに光を届け、手元を照らすタイプは、読書や手元作業など「ここだけ照らしたい」という場所に向いています。光のコントラストもはっきりしているので、部屋のコーナーや目立たせたい雑貨のそばにおいて目線を集めることにより、ドラマチックな演出もできます。
今回ソファ横に置いた『調光機能付 インテリアライト ディスク』も手元を照らしたいときに取り入れやすいライト。本を読むとき、部屋全体を明るくするほどじゃないけれど「手元だけもう少し明るかったらな……」というときにちょうど良い。しかもコードレスなので、壁際でなくても置けるのが便利です。
自然素材の灯りは和室にも洋室にも
ベッドサイドには『調光機能付 インテリアライト 紙風船』タイプを。

紙のシェードにバンブーの支柱という組み合わせで、和モダンな雰囲気が漂います。畳のお部屋にはもちろん、洋風のベッドルームにもすっと馴染みます。
今回は、素材が持つ静かなムードを生かして、サイドテーブルにも陶芸家さんの作品や、石、木の枝など、「禅」を感じるようなアイテムを合わせてみました。
やわらかな光と自然素材の組み合わせで、ベッドまわりがぐっと穏やかな印象に。寝る前の時間をゆっくり過ごしたくなるような、静かなくつろぎの空間がつくれます。
テレビまわりこそ、小さな灯りを

意外な活用法としておすすめしたいのは、テレビボードまわり。テレビは黒く四角く、どうしても味気ない&圧迫感が出やすい場所です。そこに小さな照明をひとつ足すだけで、かなり印象がやわらぎます。
『調光機能付 インテリアライト 台形』は充電式なので、ただでさえ配線が渋滞しがちなテレビまわりにコードを増やさなくていいのも優秀。
台座に触れて、3段階で明るさを調整できるので、テレビを見るときは少し暗め、部屋で過ごすときは少し明るめ、と気軽に変えられます。
ライトだけぽつんと置いて「なんか浮くな」と感じたら、観葉植物や本を一緒に置いてみてください。高さや素材の違うものを組み合わせると、ぐっと馴染みやすくなります。
キャンドル感覚で置ける、小さな灯り

『調光機能付 インテリアライト ガラス』は、コンパクトで狭いお部屋でも扱いやすいサイズ感。小さな棚やチェストにも置けるので、キャンドルをひとつ置くような感覚で取り入れられます。
ガラスの透け感がきれいで清潔感があるので、洗面スペースにも良さそう※。フォルムにもクセがなく、どんなインテリアにも馴染みやすいので、「照明を増やしたいけど何を選んだらいいかわからない」という方にも使いやすいタイプだと思います。
※水がかからず、湿気の少ない安定した場所でご使用ください。
『スタンドライト ミニ 人感センサー付』のような小さなスタンドライトは玄関に置くのもおすすめです。

サイズがかなりコンパクトなので、スペースに余裕のないマンションでも置きやすい。センサーモードにしておけば、帰宅したときや夜中など、暗い場所で人の動きを感知して点いてくれるのも実用的です。
小さな照明は、インテリアの“味付け”
家具を変えるのはハードルが高くても、小さな照明なら気軽に取り入れやすい。ソファ横やベッドサイド、棚の上に灯りを点在させるだけで、部屋に陰影と奥行きが生まれます。昼はオブジェ、夜は灯り。照明をインテリアのアクセサリーとして選んでみると、いつもの部屋が少し違って見えるはずです。



