心に余白を生む、整理と収納
「猫と暮らす、整えすぎない家」

2026/02/01
(取材と文・竹村真奈 撮影・ふぁま)
永野(ながの)
編集者。同業者の奥様と猫のといちゃんとてんてんの2匹と暮らすヴィンテージハウス。
Instagram:@toiten_brothers
永野さんご夫婦と一緒に暮らしているのは、くるくるとした毛が特徴の猫のといちゃんとてんてん。部屋のあちこちに爪とぎは置かれていますが、不思議と“猫がいます感”は強くありません。
「植物も好きなんですが、猫がいるので基本的に高い位置に飾るようにしています。とにかく大事故にならないことを第一に。倒れそうなものは置かないし、爪とぎはひとつにまとめず、いろんな場所に分散させています。猫の動線を考えながら、無理のない家具配置を意識していますね」
植物と猫、そしてヴィンテージ家具が自然に共存する永野さんの家は、整えすぎない心地よさがあり、生活の場であると同時に、仕事へと気持ちを切り替える場所でもあります。

「家で仕事をすることもあって、夜に散らかった部屋を、朝にさっと片づけるだけで、『よし、仕事しよう』という気分になります。片付けは特別な作業ではなくて、ゴミを捨てるとか、ほんの簡単なことをしているだけでも、集中力が上がってくるんですよね。収納は、無印のトタンボックスやサイドボードなど、大きな収納や家具をドンと置いて、そこに入れるだけ。見せるものと見せないものは、買うときに分けて考えています。それが、余白につながっていると思いますね。収納ファーストになると疲れてしまうので、これくらいざっくりしているほうが気持ちが楽なんです」
1. 収納はざっくりでOK
シェルフに並んだトタンボックス。「収納は延長コードや工具類など、細々としたものをまとめています。収納によく使っているのは無印良品のもの。きっちり収納するのが苦手なので、大きなボックスにぽいぽい入れているだけです」


2. 猫と暮らすということ
「猫のために、居心地のいいストレスを溜めない環境を作ってあげることもすごく考えますよね。キャットタワーを作ったりとか、1日かけてじっくり猫も大丈夫な塗装などで木の家具のメンテナンスをしたい。コツコツと家を育てていくのも私にとっての余白時間になっています」


3. 散らからない定位置管理を徹底する
「散らかりを防ぐために意識しているのは、定位置管理。動線とセットで考えることが大切です。疲れていても『とりあえずここ』が決まっていれば、ちゃんと戻せます。アクセサリーなども整えすぎない。でも、散らかりすぎない。そのバランスを大事にしています」

4. 異素材の組み合わせを楽しむ
「インテリアの軸は、ブラウン×メタリック。気づいたら木目やブラウン系のものばかりになって、少しほっこりしすぎてきたので、ハンガーや収納にメタリックな要素を足してバランスを取っています」




5. 見えない収納にもルールを作る
「見えるシェルフなどの家具は、ものを詰め込みすぎずに飾る。見せない・見えない収納は、いつでも、どんなに疲れていても、簡単にものを戻せる仕組みを作っています」




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