こんにちは【宇都宮インターパークビレッジ】です。
栃木県益子町は益子焼という陶器が有名です。
また、益子焼以外にも自然が豊かで、地元で取れる野菜やくだものが豊富であったり、
美味しくておしゃれなお店がたくさんあり、とても魅力的な町です。
そんな益子の魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたい。と考え、無印良品宇都宮インターパークビレッジでは定期的に益子の魅力を伝えするおたより【益子の魅力をお知らせします】を発信していこうと思います。
第4回目にお伝えするのは、日下田藍染工房で益子町の城内坂にあり
江戸時代から続く染め物屋さんです。
今回、お話を伺った日下田正(ひげたただし)さんはその9代目になるそうです。
工房の建物や藍染を行う甕場(かめば)も200年以上前の江戸時代に建てられた物で
工房も甕場も栃木県指定有形文化財になっています。
かやぶき屋根の工房には甕場があり、藍の染料が入っている甕が72本埋まっています。
残念ながら2本の甕は割れてしまいましたが、今でも70本の甕は使える状態にあるそうです。
藍染の原料はダデアイという草。その葉に青く染める成分が含まれていて
それを約100日かけて発酵させたものを甕に入れて染料液を作ります。
甕の表面はぶくぶくと泡が表面にあり、その泡を藍の花と呼ぶそうです。
その甕に綿を入れると最初はブラウンに綿が染まります。
また続けて綿を入れると次はグリーンに染まります。そして3度目はブルーの色に変化します。染料が空気に触れて酸化することで、綿の色味がだんだんと変化します。
染料液につけては、乾かしての作業を約20回ほど繰り返し行います。
植物染料で手作業による藍染は時間も技術も必要で、これを維持するのはとても難しいことですが、手作業ならではの優しい風合いの藍染が魅力でもあります。
日下田藍染工房は定休日等がありますが、いつでも無料で見学が可能です。
伝統の色を作りだす素敵な空間をぜひ体感してみてください。
季節を感じることも出来て、益子焼のルーツを知ることが出来る場所。
これからのシーズンは秋の紅葉を見たり、秋の益子陶器市の賑わいなど。
ちょっとした旅行気分が味わえる場所です。
今まで宇都宮インターパークビレッジが公開してきた益子の魅了のおたよりをこちらからご覧いただけます。
1回目 益子町観光協会 →こちら
2回目 ましこ道の駅 →こちら
3回目 益子陶芸美術館 →こちら
休日等に足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後に2023年秋の益子陶器市に無印良品が出店致します。
11月3日(金・祝)の1日だけですが、無印良品のお菓子やカレーなど販売予定です。
詳しくは、また店舗おたよりにてお知らせしたいと思っております。
みなさまぜひ益子陶器市にお越しくださいませ。
宇都宮インターパークビレッジ