こんにちは。まちの保健室です。
朝晩の冷え込みがずいぶんと増してきたこの頃。気温の低下とともに、からだの芯から冷えを感じる日も多くなってきました。
そこで今回は、手軽に始められる温活のひとつとして、「白湯(さゆ)」をご紹介します。
ところで、「白湯」と「お湯」の違いご存知でしょうか。
一般的にこれらは、“一度沸騰させているかどうか”で区別されます。
水を温めて40度以上になったものを「お湯」と呼ぶのに対し、「白湯」は水を一度100度までしっかり沸騰させたあと、50〜60度程度まで冷ましたものを指します。
白湯は、沸騰したことによって塩素などの不純物が飛んでいるため、カルキ臭が軽減され、口あたりがまろやかになるのが特徴です。
そんな白湯は、朝一番に飲むのがとてもおすすめです。
実は、起きたばかりのからだは体温が下がりやすくなっています。この状態で冷たいものを摂ると、さらに体温が下がり、血行も悪くなってしまいます。
体温を元に戻すためにも、朝の一杯に白湯を取り入れてみましょう。10分ほどかけて、ゆっくり飲むのがポイントです。
内臓からじんわりと温まり、からだの芯からぽかぽかしてくることでしょう。
それでは、ここからは白湯の作り方についてお話していきます。
①水道水から白湯を作る場合
日本の水道水は、WHO(世界保健機関)の飲料水の水質ガイドラインである、”人が生涯を通して摂取した場合でも重大な健康リスクを及ぼさない水準” に基づいて作られていますので、安心して飲むことができます。とはいえ、匂いや味が気になる方は5分以上沸騰させてから飲むようにしましょう。
なお、電気ケトルでは、5分以上連続で沸騰させることができないため、やかんや鍋などを使うようにしてくださいね。
特に、鉄製のやかんや鍋で白湯を作ると、容器の鉄分が白湯の中に溶け出すため、鉄分の補給にもつながります。貧血が気になる方はぜひ一度お試しください。
②浄水やミネラルウォーターから白湯を作る場合
浄水やミネラルウォーターには塩素などの不純物はほとんど含まれていないため、手軽に白湯を作ることが出来ます。電気ケトルや、熱湯が出るウォーターサーバーを使えば、忙しい朝でもさっと準備できるので、時間がない方にもおすすめです。
本来、白湯はそのままの味を楽しんでいただくものですが、どうしても苦手に感じる方は、少しアレンジを加えてみるのはいかがでしょうか。
この季節なら、保湿効果のあるはちみつや、体を内側から温めてくれる生姜、ビタミンCを一緒に摂れるレモンなどがおすすめです。
お好みに合わせて、無理なく続けられる方法を見つけてみてくださいね。
シンプルながらも実は奥が深い白湯。今年の秋冬はやさしい温かさで冷え知らずの毎日を過ごしましょう。
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