こんにちは、BOOKS担当です。
仙台ロフトMUJIBOOKS店内で毎日お伝えしている、
「今日のずっといい言葉」から、特に印象的だった言葉を月替わりでお届けします。
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『おばけのおいしいひとり旅』
著者:のもとしゅうへい
出版:株式会社KADOKAWA
都会の窮屈な忙しない日々の中で行き詰まり、へんてこなおばけの姿になった主人公。
おばけはふわふわと、小さな旅に出る。
おいしいご飯を食べ、緩やかな時間を見つけて、ゆっくりと自分の日々を連ねていく。
あてもなく向かった海で出会った、波のくれた緩やかな時間の響きを映し出した一文です。
「何もせずに波間を見つめる
空白の時間が
もどかしくも心地良かった」
(本文67頁より)
おばけが見つける緩やかな時間が流れる場所、そんなところで感じる心地よさ共に、もどかしさ、等身大の戸惑いが語られます。
忙しない日常とのギャップで、すぐに肩の力を抜くことが難しいぎこちなさをも肯定してくれるからこそ、本書のやすらぎとぬくもりがいっそう愛おしく感じられるのだと思います。
深夜のコンビニで買ったプリン、トッピング沢山のラーメン、友達が出合わせてくれたぴかぴかの柑橘パフェ、とびきり新鮮な海鮮丼、喫茶店の厚切りピザトースト、私のためにこしらえた温かいおじや…
おばけを励ます数々の食べ物は、とびきり美味しそうに、さやしいぬくもりといっしょに描き出されます。
自分を大切にする勇気をくれる、あたたかな一冊です。
是非お手に取ってご覧くださいませ。
仙台ロフト MUJIBOOKS担当
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