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【ららぽーと沼津】沼津良品#6 大中寺いも編

メインいも

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2021/11/28

こんにちは、無印良品ららぽーと沼津です。
 
 沼津良品では沼津の特産品や名産品など、地域の良いものを紹介します。
 
 今回は「大中寺いも」です。
いも1
ご存じですか?大中寺いも。沼津の特産品なんです。
お寺の名前の入った珍しい芋なのですが、こんなに大きいんです。
この大中寺いもの歴史は古く、名前の由来は大中寺に皇室の方が来られた際に、お出ししたところからお寺の名前がつきました。今も昔もこの大中寺の近くで栽培しているのですが、なんと、この大中寺はららぽーと沼津のすぐ近くにありました。
ちょっとしたご縁があって、大中寺の住職さんにお話しを聞くことができました。そして、生産者の方も紹介して頂いたので、取材に行ってきました。
まず大中寺さんにお邪魔させて頂きました。
おてら
こちらの大中寺。夢窓国師が臨済宗を改められた年の正和2年(1313年)から始まるといわれており、皇室の方も親しくされていたお寺で、お寺内には美しい庭園があります。
その庭園内に休息所として恩香殿という木造の建造物があります。ここから皇室の方が観梅されていました。この恩香殿とそこにかかる通玄橋は国の有形文化財に指定されています。残念ながら梅の季節ではなかったので咲いていませんでしたが、静かな庭園のなかにそれを見守るようにある恩香殿とそれにかかる通玄橋の構図が素晴らしく、心が洗われました。
てらない
こんな素敵なお寺がららぽーとのすぐ近くにあります。
副住職の下山さんからお寺の歴史や建物についてお話をして頂き、そして、そのまま大中寺いもの畑へ案内して頂きました。
こちらが畑です。地中に大きな大中寺いもが眠っています。収穫は11月から2月まで。今年の夏の天候不良の影響はなく、出来は良く、収穫量もまずまずだそうです。
はたけ
収穫した大中寺いもの出荷作業も見せて頂きました。
手作業で土を払い、いらない皮などをむき取ります。綺麗にすると縞模様が可愛いですね。だいだい1~2キロ程度ですが、3キロになるものもあります。
作業中
赤ちゃんの頭くらい大きくなります。
はかり
一度、栽培する方が途絶えそうになった時もこちらの生産者の方が苗を守り、現在まで繋いでくれています。
現在も栽培されている方は少なく、20人~30人程の方しかいません。
そのため、収穫量が少なく貴重な作物となっている大中寺いもですが、沼津の一部の小学校等で給食として出されたり、大中寺の境内散策と一緒になった収穫体験など、たくさんの人に知ってもらい、食べてもらうために、農家の方、そして大中寺の住職さんが活動されています。
いも2
しゅうかく
最後に大中寺いもの煮物を頂きました。
にもの
種類としては里芋になりますが、ぬめりが無く、身もしっかりしているので、歯ざわり、噛み応え共に程よく、味もしっかりしています。見た目では想像できない上品な味です。見た目は重厚ワイルドですが、味は繊細で美味です。
保存はし易いですし、煮崩れしにくいので、煮物はもちろん、チップス、唐揚げ、ポタージュやコロッケ、チーズケーキなどの洋菓子にしても美味しいそうです。
大きいので、一つで色々な料理を楽しめます。
もし、大中寺いもについて興味をもたれた方がいたら、インスタグラム、フェイスブックもありますので検索してみてください。(daichujipotatoで検索)

伝統野菜で特産品の「大中寺いも」。
今後も無印良品ららぽーと沼津は応援していきます。
次回はこの大中寺いもを調理して美味しく頂いているところをレポートします。

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