こんにちは
気付けば8月も終盤、皆様いかがお過ごしですか。
先月の末、約3年ぶりに故郷の福島へ行ってまいりました。
ノウゼンカズラ、
梅の実、
(今年実がならなければ切ってしまおうかと話していたら、実がなったそうです。)
スーパーではお目にかかれない葉付きの桃、
畑のキュウリ、
そして
畑と山の境界線に昔は無かった、ちょっとした鉄格子。
山からの猪の侵入防止です。
上京した頃にもらった高校時代の友人からの手紙に「今朝も庭の畑を猪の親子がほっちゃぐっているよ。」とあり、その時はほっちゃぐる(掘り起こす)という方言に癒されましたが、ここ10年くらいの間に実家にも出るようになりました。
まずは相手を知ること。
猪、なんでも食べる雑食性。
好き嫌いが無いことは良い事ですが、いささか厄介ですね。
苦手なものはハーブや唐辛子、シソ等の強い匂いや線香や木酢液などの火事を連想させる匂いだそうです。
時速約45キロ、5m程の距離だと人が反応できない速さで突進可能。
視力は0.1以下で100mが視認範囲。学習能力が高く、嗅覚と聴覚が優れている。
性格は猪突猛進で荒々しいのかと思いきや、意外と神経質で警戒心が強く、前進しているときに危険を察知すると方向転換が可能との事です。
人と遭遇した場合も何もしなければ逃げ出すそうですが、こちらが慌てると挑発されていると勘違いして身に覚えのない反撃をされてしまうので、慌てず背中を向けずに後退りで遠ざかる事がポイントのようです。
そんな猪に街中では出くわす事はないと思っていませんか?
実は無印良品のレトルトカレー売り場に、ジビエ仲間の鹿と仲良く並んでいます。
(ジビエとは、食材として捕獲された狩猟対象の野生鳥獣の肉のことです。)
自ら山に入って狩猟は難しくても、こちらは温めるだけです。
猪肉と3種の豆(ひよこ豆・グリーンピース・レッドキドニー)がゴロゴロしているので、ご飯ではなくナンでいただきます。
ナンは予熱なしのトースターで2分焼きます。
(我が家のオーブントースターは旧モデルです。)
表面はサクサク、食べるとほんのり甘いモチモチ食感です。
送られてきた実家の畑で獲れたキュウリ。
ハムを混ぜてマヨネーズをかけるだけの簡単サラダに。キュウリがみずみずしいので麦茶を出すのを忘れていました。
臭みも無く、噛めば噛むほど味が出る猪肉。
辛さのレベルは3辛。ややスパイシーですが、ごろごろの豆の甘味で全体的にまろやかで、私にとっては食べやすい辛さでした。
小学生の娘も「美味しいっていうより、うまいね。」と、敢えてワイルドな表現を選んでいました。
猪カレーを堪能しながら、みちのくの夏の思い出を振り返り。
「1秒でも早く着きたい、会いたい。」という子ども達の希望で写真を撮る間も無く、発車ベルが鳴り響く中こんな感じの新幹線に乗り、
朝、山に一歩足を踏み入れれば見つかる、見つかる。
欅(けやき)の木の下にある山歩き用の杖は、
借りたら返すがお約束。
容器いっぱいの
茶綿の棉。
青空と白い雲と山の緑。
プリントTシャツと木槿(むくげ)の花。
楽しそうですね。
クオッカのプリントTシャツも迎え入れた今年の夏。
これまで左の裏側に付いていたタグが無い仕様に変わっていました。直接ペンで書く度胸が無く、悩んだ末の記名方法。
市販のアイロン接着のネームシールの幅を半分に切り、タグ用のループに通して貼り付けました。
ピロっとしていますが、いつも肌着を着ているので着心地に問題は無いようです。
さて、早いもので店内の一角には秋の人気者が到着しています。
今年は何に猪突猛進する秋にしようか。
秋のお菓子を選びながら、のんびり考えるとします。
昼間も閉鎖。
徒然みちのく夏だより ウジ