板橋南町22

【板橋南町22】第1回 22会議 開催しました。

22会議

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2022/10/28

こんにちは。
10/22(土)に開催された22会議の様子をお届けいたします。

第1回目の22会議では地域で活動されるゲストスピーカー3名と14名の参加者の方々が、「地域の人とつくる無印良品」のテーマのもとざっくばらんに色んなお話をしました。
そのゲストスピーカーとは、以前おたよりにてご紹介させていただいた「松澤 智昭さん」「大石 真理子さん」「日神山 晃一さん」の3名です。下記のおたよりもご覧くださいね。

松澤 智昭さん
 
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松澤さんには、オープンテラスの植栽をコーディネートしていただいたり、松澤さんの農園で育てられたお花の販売を行う取組を行っております。

「今回、無印良品が地域の人とのつながりを大切にされていたので、今回の植栽にも”物語”をつくって取り掛かりました。」と、植栽にまつわるエピソードをお話下さいました。

おたよりでもご紹介しましたが、今回の植栽に携わってくださった方は全員、松澤さんと同級生です。15歳の時の出席番号が後ろだったという真鍋庭園の真鍋さん。

「日本で唯一、コニファーという針葉樹を海外から輸入しているご家庭の子で、仲良くなってからは、お家に泊まりに行ったり、海外に一緒に木を見に行ってました。そんな彼がつくっている木が1年でちょっとずつしか伸びない木なんです。30年、40年経っても1mくらいの背の低さなのもザラにあります。彼のおじいちゃんが植えた木を大切に育てていて、そのように大切に育てられた木を今回の植栽に使いたいと思い、彼に一緒にやろうと依頼をしました。」と、昔の真鍋さんとのエピソードも交えてお話下さいました。

併せて今回一緒に工事された方も同級生であり、ガーデンコンテストで金賞をとった過去もあったそうです。

「そんなストーリーがつながってできたこの植栽を、みなさまに見ていただけたら嬉しいです。」と今回の植栽にかける想いを語って下さいました。

オープンテラスはまだ完成途中なので、完成したらおたよりでご紹介しますね。

大石 真理子さん
 
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大石さんとは、MUJIKitchenで販売するお惣菜のレシピを提供をして頂き、販売する取組を行ってます。実は地域の人にレシピを提供して頂く取組は過去に事例がなく、手探り状態から始まった取組でした。そんなこちらからの依頼に対して「これまで事例がないことを、一緒になって行っていくこと。無印良品が、0を1にする取組をやるってことにかなり驚きました。」と、当時の想いを話して下さいました。

そのような取組から生み出された「東京バタ天」。
 
東京産のバターナッツかぼちゃを使った、食事でもお子様のおやつとしてでも食べていただけるお惣菜。「実はバターナッツの農家さんもお店近くの要町出身で、地域のお話をしながら出来上がったレシピなんです。」というエピソードもお話下さいました。

地域の想いが詰まった「東京バタ天」。みなさまに、ぜひお召し上がりいただきたい商品です。
MUJI Kitchenについてもおたよりで改めてご紹介させていただきますね。

日神山 晃一さん
 
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日神山さんとは、この地域ならではのお店について色んなことを教えていただき、話し合いを進めてきました。「駅から近くはないこの場所で、そして関東最大級の路面店。どう他の店との違いを出すのだろう。と最初に疑問を感じました。でも、色んなお話をしていく中でこれまでのやり方を変えようと大きな覚悟をもって来てくださったんだなと思いました。」と、当時のエピソードをお話下さいました。

「地域の人たちが滲み込んでいく場所になればいいなと思います。無印良品は少し高いという感覚がありますが、100円の商品であってもかなり良い商品があります。でもそれが伝わってないのではと思っています。だからこそ、ヒト(スタッフ)がもっと前に立ち商品について語ってもいいのではないでしょうか。」無印良品の課題に対しても率直な意見をいただきました。

「2階売場には、無印良品の商品ではないものを置きたい。こちらにも強い覚悟を感じました。色んな交わりが生まれ、地域の人のお店がそこで紹介される。22会議を通して、どういう売場にしていくかアドバイスいただける会にもなれたらいいですよね。」
私たちの想いを受け止めて下さり、地域の人代表として様々な貴重なご意見をいただきました。2階の売場は、地域の人の情報発信の場であり地域と無印良品が交わった場になります。まさに地域の人とつくっていく売場です。

未完成なお店を地域の人たちと少しずつ完成させていく。参加者のみなさんからもご意見をたくさんいただきました。
 
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「回収したモノの再利用をしたい。」
「若者向けの語り合う会をやりたい」
「まちの保健室をやってほしい!」
「地元の情報を知る場所になってほしい」
「お店で出会って、人と人が結びつく。そんな拠点となってほしい」
「自転車に乗ったまま商品を受け取れるサービスがほしい」
「休めるスペースがほしい!」

お店がこうなってほしい。こういう活動をやりたい。ここを改善してほしい。
地域に住まれる方だからこそ、これまでの無印良品を知っているからこそ気づくことのできる視点が多くありました。そして、私たちは地域の人が本当に必要とするサービスにまだまだ気づいていなかったことを痛感しました。

これまでなかなか直接お店に「こうしてほしい」と伝える機会がなかったこと。逆に私たちも地域の方の声を直接聞く機会がほとんどなかったからこそ、今回の22会議は地域とお店がつながるとても良い会議だと感じました。時間の関係上、参加者全員の思いを聞くことはできませんでしたが、色んな思いをもってご参加して下さったんだなと実感しました。

22会議の最終目的は「いただいた意見を具現化すること」です。貴重な意見をいただいたからこそ、お店としてできることは実現させます。もちろん環境や体制の問題で実現ができないこともあると思いますが、みなさまの想いに出来る限りお応えしてまいります。

そして、最後にご参加いただいたみなさまにもお願いをさせていただきました。
それは、無印良品の「ひとり分からつくれる鍋の素」を使って、みなさまがつくる鍋料理を教えていただく、というものです。その教えていただいたものを売場で発信していきます。
このようにオープン後、徐々にではありますが地域のみなさまとつくったお店にしていきます。

 今後も毎月22日に22会議は開催していきます。みなさまのご参加をお待ちしております。
 
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