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【マルエイガレリア】スタッフの学びの時間 ♯003後編|ついでにミカンを収穫せよ!

【マルエイガレリア】スタッフの学びの時間 ♯003後編|ついでにミカンを収穫せよ!

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2024/01/14

こんにちは。無印良品マルエイガレリアです。
いつもおたよりをご覧いただきありがとうございます。


振り返りの時間です。
(前編はこちら)


手をかけたカボチャは育たずに、放任していたミカンがある時から育ちましたね。


あれこれ手を出しすぎると、よくないのでしょうか。


先回りして助けたら、失敗もありません。気付きもありません。
それでは、いつまでも自律した畑にならないかもしれないのです。


皆さん、相手の成長を待てますか?


ちなみに、土作りで興味が脱線し、スタッフの学びは終わっていました。
そして次の扉を開けたのにまた野菜が来た…えーもう、忙しいので初心者でも簡単なやつでいいな。
(♯001 初心者ラディッシュ失敗おたより)
 


だって、タネをまいても、まだいい環境がないと何も生まれてこないのです!


少しだけ手を加え導いていくと、1年1年と育つ土壌ができていきます。
ここはあせらず、じっとがまん。


そして理想を夢見ても初心者ですから、自家用ですから、たまに楽しく浮かれないと持続しません。


スタッフは待てませんので、買ってきた土でも色々なモノを育てて楽しみました。
(♯002 今度はチョウチョが育ったおたより)
 


それでも毎日のご飯に全然待てませんので、
もちろん普段はスーパーで買っていますよ?大人ですから。


カボチャだって、ミカンだって、人間たちだって。みんなみんな、ちゃんと栄養を取らないと、大きくなれないのです!

 

学校に入る前は食べる子でした

【マルエイガレリア】スタッフの学びの時間 ♯003後編|ついでにミカンを収穫せよ!

 


以上、
よく知らないで自由に生やしたら、へんなおたよりが書けました。
全てを教わったら、その当たり前から出られなくなるでしょう。ふとした疑問もファンタジーもわいてこないでしょう。


練習の時間です。


想像してください。これからの時代、あなたの目の前には見たことのないやつが現れることになります。
過去の本には載っていないし、先生に聞いても答えがありません。
そんなことに突き当たったらぜひ、空から眺める鳥さんの目や、しゃがまないと見えてこない虫さんの目になってみてください。


スタッフは人間より鳥さんとの交信が得意でした

【マルエイガレリア】スタッフの学びの時間 ♯003後編|ついでにミカンを収穫せよ!

 


目的は何でしたか。


大事にしたいことは何でしたか。


その根っこをぶらさなければ、あとは自分たちで考えて進んでいけばいいですよ。
そして観察して、やってみて、なんだかちょっと、思ってたのと違う…。


その繰り返しの学びが、いちばんの収穫です。


それではもう忙しいので、スタッフの本棚に残った、すてきにわるい教科書は読まないことにしますか。


まずは観察、相互作用

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どうやら風が変わったので、ひと区切りにしてこの連載を終わります。
このはみ出したおたよりを出せる足元の環境に感謝します。
これから何かに取り組まれる方々へ。新しい扉を開けるとたまに向かい風も吹くものですが、
ほんの少しのユーモアと行動力を大切に。


そして観察の結果、人間たちも彼らの作り出した社会も大きくは自然の一部ではありますが、
ただ自然に任せていても、ちっとも理想にたどりつけないへんな集団のようです。
心の栄養が足りていないせいか、巡り巡って地球の他の生き物のみなさんにもご迷惑をおかけしています。
そう振り返り自分を問い続ける唯一の生き物であることを希望として。


だからこそ、意識して自分にやさしくするところから始めてください。


まずは、あなたがより良く生きてください。


どんないいことも、正しいことも、自分を削ってやらなくていいですよ。


最後に、むかしむかしからつながれたおたよりをご紹介します。興味を持たれた方はご自由にどうぞ。

 


人と自然 ―自然に寄り添って暮らす―|くらしの良品研究所 2011
https://www.muji.net/lab/living/110914.html


自然と調和した暮らしをデザイン|ローカルニッポン 2016
https://localnippon.muji.com/2168/


前向きに生きる|くらしの良品研究所 2022
https://www.muji.net/lab/living/220112.html


野菜の話でしたっけ。人と人と社会の関係を振り返ってみるお話になりました。

 

1人じゃできなくても、仲間を育てると、たくさん実ります。

【マルエイガレリア】スタッフの学びの時間 ♯003後編|ついでにミカンを収穫せよ!

 

 

 





 

追伸。
話がちっとも終わらないついでに明かしますと、
おすすめリンクでは担当から地域からはみ出して、近隣、他県、他国のお店紹介へと順番に羽根を広げて、
最終話では、過去をたどって無印良品をとりまいてきた社会の変化を鳥さんの目でほんの少しご覧いただきましたがいかがでしたか。
今は存在しないようにみえるものも形を変えながら引き継がれていきます。
古い年から新しい年に向かう流れの接点にたち、エネルギーを蓄え挑戦できる未来について考える前に、
1人1人が大きな自然のうねりの中にいる余りにも小さく弱く尊い生き物たちであることを思い出し、
もう一度虫さんに戻って、
1年1年と先の見えない不確実ないまこの時を懸命に生きる全てのみなさんの健康と心安らかな足元の暮らしをお祈りします。

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