房総の魅力を「食」で伝える、房総発の食ブランド

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諸国良品

2017/04/14

南房総、鴨川で、「里海食堂+カフェ」を拠点に、地場食材を活かしたオリジナルのグロサリーやスイーツ、食まわりの雑貨の販売、ワークショップやイベント等、様々なかたちで房総の魅力を伝える活動をしているFUSABUSA。「次世代へ受け継ぎたい房総の食文化や、真摯な生産者の存在を「食」を媒体としながら発信の場をつくりたい」と地元出身のオーナー小野さんが、2011年にスタートさせた房総発の食ブランドです。

その想いを象徴するのが、「たまちちぷりん」。材料は南房総の里山で育った平飼い鶏の有精卵(たま)と、しぼりたて生乳(ちち)と少量の砂糖のみ。添加物は勿論、生クリーム、カラメル、バニラ等の香料も使用していません。

「たまちち白ぷりん」も同様に、添加物、カラメル、香料不使用。生クリームも卵白独特の香りを抑える目的で、最小限の使用に止めています。本当に美味しい卵と生乳、素のままの味わいを楽しむ自然派プリンです。

全国でも有数の花の産地、南房総らしいスイーツを、と取り組んでいるのが、南房総の農事組合法人「南総えころじー」のエディブルフラワー(食用花)を使ったお花のクッキーやカップケーキ等の春限定スイーツです。

後継者不足等の問題を抱える花卉(かき)農家の有志たちが、南房総の花栽培を次世代へ繋げるための取り組みとして始まった食用花栽培。可愛らしいお花のスイーツには、生産者への共感と応援が込められています。

実店舗の「里海食堂+カフェ」では、この土地ならではの季節の食材や伝統的な郷土料理を。独自の感性と手作りの丁寧な調理で提供する日替わりのFUSABUSA定食や地魚をふんだんに使ったブイヤベース等が人気です。

また、「ふさぶさファーム」として耕作放棄地を田んぼに甦らせるプロジェクトもスタート。故郷の土地の継承にも挑戦します。食堂カフェの枠を超えて、房総の「食」のあり方を追求するブランドへと進化しています。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 FUSABUSA 小野薫さん

    生産者名 FUSABUSA 小野薫さん 詳細

    FUSABUSA(ふさぶさ)の由来は、房総の訓読み(ふさふさ)から。房総の食材をもっとたくさんの方につなぎたい、伝え手になりたい、という想いが込められています。生まれ育った故郷の豊かな里山里海の恵みを、食堂カフェ、グロサリーやスイーツ、ワークショップやイベントを通じて、その背景にある物語と共にお届けしたいと思います。実店舗にも足を運んでいただき、リアルな房総の魅力を感じていただけたら嬉しいです。

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