江戸時代に先祖は小本川で舟運をし、海山の幸で交易を行っていました。ある日大波によって舟が転覆したところを白狐に助けられ、そのお稲荷様にお供えしたことが当社の昆布巻の縁起として伝わっています。
昆布巻は、北海道産上質昆布で岩泉町産のイワナやヤマメ、三陸鮭などを職人が1本1本手巻きし骨まで柔らかく炊き上げ、醤油、酒、砂糖のみ使用し濃くなく上品な味付けに仕上がっています。
昆布巻だけではありません。牡蠣の佃煮は、県知事賞の受賞歴を持つ自信作で、岩手県宮古湾産の大ぶり牡蠣を使用してつくられています。牡蠣の旨味を詰め込んでふっくらとした佃煮は、そのまま酒の肴やご飯のおかずに
宮古湾には2つの川が注ぎ込み栄養豊富な湾で、牡蠣棚は間を広く取り牡蠣1粒1粒に栄養が行き渡るため大粒で味の濃厚な牡蠣が育ちます。宮古湾の牡蠣養殖は70年以上の歴史があり、量より質で勝負しています。
早野商店のもうひとつの顔は「フルーツほおずき」を岩手県内各地で契約栽培し、全国に美味しさを伝えようと取り組んでいます。フルーツほおずきの旬は9月~10月で、ジャムやソースなどにも加工します。
生の果実はフルーティーな甘い香りで、甘酸っぱくどこか懐かしいそして新しい味、ビタミンやミネラルが豊富で、とくにもビタミンの1種イノシトールは内臓脂肪の低下などにも効果が期待されています。