“よりいっそう”おいしさの詰まった、寄磯の味

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諸国良品

2018/04/13

三陸沿岸は、海の栄養と森林からの森の栄養が流れ込む、わかめにとって好条件がそろう漁場です。そんな三陸で採れた黒潮わかめをはじめとする海産物を扱うマルキ遠藤(株)は、東日本大震災の津波により、加工場、店舗、倉庫などの全てが流失してしまいました。しかし、震災から1年後には新工場で操業を再開。現在は、娘さんも加わり、家族で地元の寄磯(よりいそ)産の海産物を“よりいっそう”おいしく届けるために奮闘しています。

マルキ遠藤があるのは、三陸海岸の南端にある牡鹿半島の裏浜に位置する寄磯浜。震災当日、偶然いつもより早く作業を解散し、全員無事だったマルキ遠藤。「神様に助けられた命、寄磯のために尽くそう」と、石巻でも1~2を争うほど早い復興を果たしました。

マルキ遠藤のわかめは、素材本来の風味と食感を際立たせるため、寄磯浜に伝わる伝統製法で加工。増量のために塩と水を入れて出荷する業者も多いなか、マルキ遠藤では実直なワカメづくりに取り組みます。

次女の裕子さんは「デザインの力で、商品の魅力のみならず、食べ方や地域の魅力も発信していきたい」と、美大内でプロジェクトチームを発足。両親とともに新商品の開発や食べ方の発信などに挑んでいます。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 マルキ遠藤株式会社

    生産者名 マルキ遠藤株式会社 詳細

    寄磯浜で海産物卸業を営み創業88年。東日本大震災により壊滅的な被害を受けましたが、2012年3月25日に加工場を再建。14名の従業員とともに復旧・復興に勤しみます。同じ場所での工場の再建について、代表の遠藤仁志さんは「ここは自分たちの土地。海のモノを扱うのに海のそばにいるのは当たり前」と語ります。そんな父親に娘も感化され「漁師や水産業のイメージを変えていきたい」と地域復興・産業活性化に取り組んでいます。

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    寄磯の味をよりいっそうおいしく

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