マルキ遠藤があるのは、三陸海岸の南端にある牡鹿半島の裏浜に位置する寄磯浜。震災当日、偶然いつもより早く作業を解散し、全員無事だったマルキ遠藤。「神様に助けられた命、寄磯のために尽くそう」と、石巻でも1~2を争うほど早い復興を果たしました。
マルキ遠藤のわかめは、素材本来の風味と食感を際立たせるため、寄磯浜に伝わる伝統製法で加工。増量のために塩と水を入れて出荷する業者も多いなか、マルキ遠藤では実直なワカメづくりに取り組みます。
次女の裕子さんは「デザインの力で、商品の魅力のみならず、食べ方や地域の魅力も発信していきたい」と、美大内でプロジェクトチームを発足。両親とともに新商品の開発や食べ方の発信などに挑んでいます。