原料は、米麹、蒸し米、地下水のみ。一壺ごとに米麹、蒸し米、地下水の順に入れ、最後に振り麹と呼ばれる乾燥した麹を水面に浮くように振る作業を熟練したくろず職人が行っていきます。
壺畑に並べられた壺の数は、約52,000本。その一つ一つの壺の中で糖化→乳酸発酵→アルコール発酵→酢酸発酵が進み、1年以上かけて黒酢が出来上がります。この壺造り製法は世界でも類を見ない製法です。
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仕込みをした翌日から、壺の状況は変化していきます。壺ごとに発酵の状況や熟成の状態等は違います。くろず職人は五感を駆使し、壺ごとに管理をしていきます。
1年以上の歳月をかけ、いよいよ収穫の時期を迎えます。
黒酢は熟成の年数を重ねるごとに徐々に黒くなっていくことから、1975年に坂元醸造株式会社が「くろず」と命名しました。
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坂元のくろずは、まろやかでコクがあり、お料理の深みを出したいときの調味料としてご利用いただけます。また、1日20~30mlを水や牛乳などお好きなお飲み物で4~5倍に希釈して飲用いただくこともできます。