もともと養豚農家で、クリーンポーク認定農場にも認定されている島田農園さん。今でも息子さんが、母豚80頭の一貫経営(肉豚として出荷するまで大きくすること)を行っています。そこで出る大量の堆肥を有効活用できないかと、40年前から始めたのがトウモロコシ栽培でした。
強い日差しと昼夜の寒暖差、そして養豚から生まれる大量の堆肥は、トウモロコシ栽培にはうってつけで、瞬く間に地元でも評判の「トウマメ」(トウモロコシを指す地元の方言)となるのです。しかし、その評判は人間のみならず、クマのあいだにも広まることに…。頻繁にクマに食べられ、ひどいときには一晩で30アールも被害を受けたことがあるそうです。
そんなクマに負けない、負けたくないという想いで付けたのが、クマよりも強い『“鬼”もろこし』という名前だったのです。罠やバリケードを張るなど対策に対策を重ね、今はクマ被害に遭うことも少なくなったようですが、美味しいものには人間以外にも目がないということでしょうか。
収穫は早朝4時から始まります。日中、太陽の光によって作られる栄養分は、葉や茎が成長するために使われ、日が暮れると実に集まりだすんだそうです。ですから、実に一番栄養分が集まった状態で収穫するためには、朝日が昇る前に収穫をすることが大切なんだそう。そして、そのまま鮮度を保ったままクール便でお届けいたします。
一粒一粒がぷりぷりで、食べると弾けるようなシャキシャキ感を味わえます。そして、甘味に加えて、旨味やコクといった味わいも感じられます。「鬼もろこし」とは一度、聞いたら忘れられない響きですが、そのお味も一度、食べたら忘れられないでしょう。是非ご賞味ください。