当時はオーガニックとか浸透していませんでしたが、添加物にまみれた生活に違和感は覚えていたんだと思います。オーガニック原料で醤油を造って欲しいと言われたとき、「やってみよう」と、すぐに取りかかりました。
会長である植松勝太郎さんは、取り組み始めたらとことん追究。日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会の理事を20年務めたと言います。「より自然なものが食べられるように」という気持ちで醤油造りを進めます。
小豆島と言えば、醤油、佃煮、素麺にオリーブ。ヤマヒサでは、平成元年からオリーブの自社栽培も手掛けるようになりました。「特産と言えるくらい、オリーブを増やそうというのが最初のモチベーションでした」。
オリーブの葉にはポリフェノール、カルシウム、鉄分、ビタミンEなどが多く含まれ、生活習慣病を予防する力もあることが分かった。「それならば葉も使わないともったいないと思い、お茶にしようと思ったんです」。
化学肥料や農薬を使わずに、良い成分だけしっかりととれるようなお茶作りを開始。オリーブの葉は、摘んでから時間の経過とともに茶色に変化するのですが、独自の特許技術でグリーンが鮮やかな無農薬オリーブ茶に。
「安心できて美味しいものを届けたい」という思いで、常にチャレンジし続けるヤマヒサさん。ほろ苦さと爽やかな後味が特徴的な、初夏のような風味が爽やかなオリーブ茶。ぜひお試しください!