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できたての、おすそわけ

諸国良品

2019/08/23

食欲が無くなりがちの、暑い夏。それでもちゅるっと頂けてしまうものといえば、そう、そうめん。小豆島は、言わずと知れた手延べそうめんの産地です。なかでも、「ちょっとちょうだい」と言ってやってきたご近所さんと、実際につくっている職人さんしか味わえなかった“できたてのそうめん”は、食感や香りが格別なのだと言う。そんなご近所さんの特権をお客さんにもおすそわけしたいと商品開発に挑んだ、『なかぶ庵』のお話。

約400年前に島民にそうめん作りが伝わり、今やかつての半分ほどしか無くなってもなお、島には150軒ほどのおそうめん屋さんがあるのだと言います。

農家の副業として広まったそうめん作りなので、ピークはもっぱら10月から3月。伸ばした麺は外に干して乾かすので、低い湿度や晴れが多い小豆島の冬はとても条件がよいのです。

「光と風がまんべんなく当たることで、色白のきれいなおそうめんができるんですよ」。だからこそ晴れの日にだけ仕込むのだと、優しい笑顔を浮かべてご主人・中武さんは話します。

雨の日は、箱詰めの作業や機械のメンテナンス。「この機械は100年前から変わってないんですよ。私の工場のものも、少し部品は取り替えたりするけれど、壊れずよく動いてくれます」

そうめんは、伸ばして外に干してからも、太陽の動きや風の動きなどを常に見ていないといけない。だから、伸ばしたばかりのできたてを、まかないとして職人たちは食べました。

職人や近所の人たちしか味わえないとっておきをお客さんにも食べてもらいたいと、生そうめん、自身で育てているオリーブの実を練り込んだオリーブ生そうめんは生まれました。

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生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 なかぶ庵 中武義景さん

    生産者名 なかぶ庵 中武義景さん 詳細

    東京の大学で学んだ2代目の中武義景さん。父のがんばる背中を見ていたこと、やっぱり島が好きだったことから戻って後を継ぐことを決心。そして、「地場産業は、挑戦の積み重ねによって残ってきたのです。もちろん、時代のなかで淘汰されるので、その挑戦が正しかったのかどうかはもっともっと先にならないと分からない。しかし、その切磋琢磨が産業を廃らせない秘訣だと信じています」そう、優しい笑顔で話し挑戦を続けています。

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