諸国良品
ミツバチに魅せられ、日本中の養蜂家を訪ねて紡ぐ、国産”生”はちみつ
2020/10/09
「人生これに賭けたい」というものに出会える人は幸せといいますが、それが雨宮夫妻にとってはミツバチのつくる「はちみつ」でした。元々、東京の通信系の企業で働いていた雨宮夫妻は、養蜂ができる環境を求めて長野県軽井沢町へ移住。以来、日本中のはちみつを食べ歩き、「これは!」と思ったはちみつの養蜂家の元を訪ねて、匠の技を指南してもらいました。そして、自らも軽井沢で念願の養蜂をスタート。匠たちのはちみつと合わせて、保存料・着色料を使用せず、非加熱の生はちみつをお届けしています。
ミツバチの世界に魅せられたのは、夫・弘幸さんが修士論文を書くために図書館で偶然、ミツバチの専門書に出会ったことがきっかけでした。ミツバチの奥深い世界とはちみつの魅力に惹きこまれていった感覚は、決して忘れることはできないと話します。以来、東京で働き子育てしながらも、夢は膨らむ一方で、養蜂をできる環境を探し続けました。
たどり着いた先は長野県軽井沢町。四季折々の風景や味覚、生き物たちに囲まれた自然豊かな環境で、夢を実現するための一歩を踏み出したのです。ここを拠点に日本各地の道の駅を巡り、はちみつを見つけては仕入れて試食。季節と養蜂家によっても異なる千差万別のはちみつの味わいの虜になっていきました。
「これは!」と思ったはちみつについては、養蜂家の元を訪問。一緒に養蜂を体験させてもらいながら匠の技を間近で見て、自身の養蜂を始めるためのノウハウを蓄積していったのです。そして2017年、拠点の軽井沢に養蜂場をつくり、株式会社ハニープラントを設立。念願の養蜂をスタートさせました。
はちみつはミツバチの活動範囲とされる2~3km圏内にある花の蜜の集合体で、そのエリア内で咲く様々な花の蜜が含まれるため、多くは「百花蜜」と呼ばれています。ただ、果樹畑などで受粉のためにミツバチを放ち、単一の花の蜜だけを集めた希少なはちみつもあり、活動する「西洋ミツバチ」と「日本ミツバチ」によっても味わいが異なるなど様々。ハニープラントではそんな四季折々、希少な日本ミツバチのはちみつまで扱っています。
市販のはちみつの中には、水分を飛ばすために加熱されているものもあります。それはミツバチたちが水分を飛ばす工程を待たずに採った方が、量が採れて効率的だからという理由が主なのですが、加熱することではちみつに含まれる生きた酵素や栄養が飛んでしまう面もあります。ハニープラントのはちみつは非加熱で保存料・着色料を使用していないので、安心して自然の恵みをそのまま味わい採り入れることができます。
また、ハニープラントで扱うはちみつには誰が採取した蜜なのかを記載し、HPで養蜂家の情報を紹介していっています。多くの養蜂家も高齢のため、未来に予断を許しませんが、自身がのめり込んでいった養蜂の世界を積極的に発信することで、はちみつに対する世間の理解を深めようと尽力しています。雨宮夫妻が人生を賭けて紹介する国産・生はちみつを是非、ご賞味ください。
生産者紹介
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生産者名 ハニープラント 詳細
長野県軽井沢町で、国産の“生”はちみつにこだわって生産、紹介する養蜂家。東京で通信系の企業勤めを経て、図書館でミツバチの専門書に出会ったことがきっかけで、養蜂の世界へ足を踏み入れる。各地のはちみつを食べ比べ、熟練の養蜂家の元を訪ね歩き、自身も軽井沢で養蜂を手掛けながらも、日本中の匠の養蜂家のはちみつを紹介している。