不揃いりんごの取り組みは、農業人口の減少や生産者の高齢化が進む日本国内の実態を鑑み、生産者とアイデアを出し合いながら、今まで当たり前としていた作業にも目を向け、削減できる作業は限りなく省くことを進めています。
結果、生産工程から以下3つの工程を省きました。
①赤い色をつけるための作業
・反射シートの使用や、日光が当たるように果実を回転させる”つるまわし”
②外観で選別する作業
・キズやシミ、色ムラの有無を選別する作業
③サイズを細かく分ける作業
不揃いりんごの1年目の取り組みは、一般の規格から外れるりんごを販売することから始まりました。続く2年目は、生産工程を見直し、「赤い色をつける」「外観で選別する」「サイズを細かく分ける」といった削減可能な3つの作業を省く段階に発展しています。
そして3年目となる今年は、生産工程をもう一度見直し、葉の剪定作業を取り入れることにより、りんごに日が当たるよう工夫しました。
このように削減できる作業を省くだけでなく、必要な作業は残す、取り入れるなど、常に改善を図っていきます。
「良いりんごは赤くて大きくて無傷のもの」という思い込みが、味に変わりがなくても見た目で規格外になってしまいます。
食品ロスの削減にもつなげるため、無印良品は”おいしい”の基準を変えていきます。
無印良品では全国126店舗でも「不揃いりんご」を発売します。
見た目は不揃いですが、いずれもおいしさは変わりませんので、ぜひお試しください。