Q.マットレスは”やわらかめ”と”かため”、どっちがいい?

マットレス選び

おたより/新しい暮らしのQ&A

2025/02/20

睡眠の質に大きな影響を与えるといわれるマットレス。だからこそ寝心地が良く、体に負担がかからないものを選びたいものです。たくさんの種類の中から、自分に合うマットレスを探すコツは?  無印良品のインテリアアドバイザーがご案内します。(取材・文/草野舞友) 

【お話を聞いた人】  
無印良品 グランフロント大阪 インテリアアドバイザー藤本慶子さん  
インテリアアドバイザーとして、年間300人以上の収納相談や家具選びなどのご相談をうけている。訪問相談や、快適な空間づくりのための提案セミナーも実施。 

https://www.instagram.com/muji_grandfront_osaka/ 
 

寝たときに「立ち姿勢」をキープ
できるマットレスが理想的

 
 
S字ライン


立っているときの「S字ライン」を自然にキープできる姿勢が、良い寝姿勢と言われています。体に負担がかからないこの姿勢に近づくように、「自分の体の凹凸を埋めてくれる」マットレスが理想的です。一般的に体重が軽い人や横向きで寝ることが多い人は「やわらかめ」、逆に体格が良い人や仰向けで寝ることが多い人は「かため」をおすすめしています。
 

いつも寝ている姿勢で寝転がり、
いろいろな種類を試してみる

 
背骨が自然な形にキープされる

マットレスを購入する際に絶対にやってほしいこと、それは可能であれば「とにかく試す」こと。上着なども脱いだ状態で、いつも寝ている姿勢でゴロゴロしてみてください。横向きになったり寝返りを打ったり、いろいろな姿勢を試してみて。その際に体が「く」の字に落ち込んでしまう場合はやわらかすぎ、体が浮いてしまってフィットしない場合はかたすぎです。背骨が自然な形でキープされるかどうかを確かめましょう。
 

体のかたちに沿った寝心地を保てる
「ポケットコイルマットレス」

 
ポケットコイル

無印良品では中に小さい金属のコイル(バネ)が入っている「ポケットコイル」というマットレスを多く取り扱っています。コイルはそれぞれ独立しているため、荷重がかかるお尻や肩は沈み、荷重がかからない腰は沈みこまず、体のかたちに沿った最適な寝心地がキープできるのが特長です。また、中のコイルユニットは肩・腰・足元の3つに分割されていて、その上に敷かれたクッション材も独立しています。傷んだらその箇所のみを交換することができるので、長く使用できます。 
 

実は簡単。マットレスの寿命を 
延ばすメンテナンスの方法 

 
ベッドパッド

一般的にマットレスの寿命は5年から10年と言われていますが、メンテナンス次第で劣化を防げます。まずは2ヶ月に一度を目安に、マットレスの向き(頭側と脚側)を入れ替えて使用しましょう。これで湿気やへたりが予防できます。裏表のローテーションができるものは、定期的に入れ替えをすることも効果的です。また、汗はコイルのサビにつながるので、側生地は定期的に洗濯を。吸汗効果の高いベッドパットを使用することも、マットレスの保護になります。 




 

関連記事

関連商品