【商品開発者が語る無印良品】脱げないスニーカーインソックスを目指して

2020年5月29日

5月もあっという間に下旬を迎えようとしています。
特に日中は、汗ばむことが多くなりましたね。
気温が高くなり始めると、履きたくなってくるのが、足首が見える丈の「スニーカーイン靴下」や「フットカバー」です。

1990年代のスニーカーブームで誕生したと言われている「スニーカーイン靴下」。
この靴下は見た目の通り、足首部分の生地面積が少ないので、歩いているときや、靴を脱いだときに非常に脱げやすい靴下でもあります。 お友達のお宅へお邪魔したとき、保育園の送迎のたびに脱げて困る、なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。

「ちょっと歩くだけで、すぐ脱げるから……」と苦手意識を持っている方におすすめしたいのが、
無印良品の「足なり直角スニーカーイン靴下」です。

無印良品のスニーカーイン靴下は「足なり直角」という商品名の通り、かかとのかたちに合わせて包み込むように編み立てています。また、靴下の素材や生地の厚みに応じて、ストレッチ糸の太さや、かかと部分の編み目のつくり方を調整して、かかとによりフィットする仕様にしています。

ですが……正直なところ、100%脱げない靴下をつくるのはかなり難しいことです。
人によって、指の長さ、かかとの形、甲の高さ、足首の太さ、歩くときの癖、合わせる靴の種類など、脱げにくさを実現するために必要な要素が少し異なるからです。

無印良品は「脱げにくい」と多くの方に感じてもらえるように、何度も試作し、何人にもはいていただき、開発をしています。新しいかたちの靴下はもちろん、継続して販売している商品も、半年に1回点検し、常に改良を続けています。

たくさんあるバリエーションの中から、お好きな1足を見つけてください。