こんにちは、BOOKS担当です。
仙台ロフトMUJIBOOKS店内で毎日お伝えしている、
「今日のずっといい言葉」から、特に印象的だった言葉を月替わりでお届けします。
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『井伏鱒二 ベスト・エッセイ』
著者:井伏鱒二 編者:野崎歓
出版:ちくま書房
「リスの巣も面白いが、僕はホオジロなんかの小鳥の巣が好きだ。あれを見ると衝動的に何か、ふんわりした気持になることあるからね。」
(127頁より 一部抜粋)
『山椒魚』『黒い雨』『荻窪風土記』など、独自のユーモアと哀感ただよう多くの作品で知られる日本文学界の巨星・井伏鱒二。
そんな彼の日本語を読む歓びに、のびのびと浸る随筆選です。
本書に収録されている「小鳥の巣」という随筆では、井伏が甲州に疎開していた時節に、川辺で出会った少年と老人と言葉を交わします。
川のせせらぎが聞こえ、人々の表情が鮮明に浮かぶ場面。そんな中でひときわ際立つ井伏のセリフは、どこかおかしみと品があり、とても素敵です。
本書を読んでいると、色んな場所で色んな人々と、いつのまにか会話が始まっています。
そして、初対面の人や、旧友や、ちょっぴりいじわるな人とも、井伏は何てことない調子で会話を楽しみます。
そういった彼の人柄や人間性も、本書の味わい深い点であると、しみじみ思います。
ゆったりとした読書の時間を作るのには、最適の一冊です。
是非お手に取ってご覧くださいませ。
仙台ロフト MUJIBOOKS担当
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