こんにちは
BOOKS担当です。
無印良品が発行する文庫本シリーズ「人と物」に、新しいタイトルが加わりました。
本シリーズは、作家も詩人も映画監督も、だれもがひとりの生活者であるという視点から、名随筆や愛用品を再編集する1人1冊仕立てのアンソロジーです。
22 幸田文
夏をきざむ、腐熟、なごり、冬支度、おしまいの花…
父の幸田露伴から学んだ生活の根
23 宮脇綾子
トマトの断面 鮭の切り身、身近な素材を描いた
ファブリックアートの日記
24 さくらももこ
『ちびまる子ちゃん』の世界にいるような
いつもの毎日のいつもの毎日のとほほな話
彼女らの重厚なまなざしと堪能な語りは、いち新米生活者として、手帳の隅に留めておきたくなるようなことばばかりです。
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なかでもわたしがおすすめしたいのが、幸田文です。
「人は清潔が好きであると同時に、
汚なくしておくのもまた楽しがる性質を、みな持っている。
清潔には謹しみと静けさがあり、汚なさには寛ぎと笑いがある。」
(「煤はき」1964年
『幸田文』24ページより)
生活で大切にした道具を紹介する「くらしの形見」を見てゆくと、鷹揚で勤勉な彼女の輪郭が現れてくるような、そんな感覚を覚えます。
彼女の生活の観察者としての強かさとしなやかさに、背筋が伸びる思いです。
今回ご紹介した新刊はもちろん、『人と物』既刊も、BOOKS売場にてご覧いただけます。
是非お手に取ってご覧くださいませ。
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