瓶に詰められた手づくりのマーマレードの画像

皮も果汁も味わう、
柑橘レシピ

爽やかな香りと甘酸っぱい味、そして品種によって異なる食感や風味を楽しめる柑橘類。
手で皮を剥けるものから、皮ごとカットして食べるものまでさまざま。

今回は、皮や果汁も使ったレシピをご紹介します。皮ごと使う手しごとでは、皮が厚く苦みのある品種が風味豊かに仕上がります。
柑橘を丸ごと、余すことなく楽しんでみてください。

幅広く使える、柑橘の皮

柑橘の皮の画像

温州みかんをはじめとした柑橘類の皮を乾燥させたものは「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、実は私たちの身近なところで活用されています。

柑橘類の皮に含まれる「リモネン」という成分には、リラックス効果や整腸作用、血行を促進させる作用などがあるといわれており、昔から風邪薬や胃薬、七味唐辛子などに使用されてきました。

皮を天日干しにするだけで、家庭でもつくることができます。料理の風味づけやお茶として楽しむほか、入浴剤やアロマとしてなど、幅広い使い道があります。

皮が主役。
苦味がちょうどいい
「マーマレード」

瓶に詰められた手づくりのマーマレードの画像

マーマレードは柑橘の皮ごと使うため、皮の香りや苦味、果実の酸味が重要です。品種改良されて甘みが際立つ柑橘より、香酸柑橘が向いています。
今回は「橙(だいだい)」を使ったマーマレードレシピをご紹介。その他の柑橘類でも代用できます。

橙の皮を剥く様子
橙の皮を千切りにする様子
ゆでこぼしの様子
種をお茶パックに詰める様子
鍋で煮込む様子
煮詰めたマーマレードの様子

材料

適量(皮と果実を使用)
砂糖
橙(皮と果実)の45〜65%

つくり方

  • 橙をよく洗い、皮をむいて千切りにする。
  • ①をたっぷりの水で3分ほどゆで、お湯を捨てる「ゆでこぼし」を2〜3回繰り返す。
  • 実を薄皮から取り出し、種は除いてお茶パックに入れる。
  • 鍋に②の皮、③の果肉と種、砂糖(まずは半分量)を入れて中火にかける。
  • アクをこまめに取りながら煮詰め、残りの砂糖を加えてさらに煮込む。

ポイント

  • 橙は皮の白い部分に苦味が強いため、皮をむく際はりんごのようにむくと薄くむけます。
  • ゆでこぼしすぎると香りが飛んでしまうため、2〜3回にとどめ、味見をしながら調整するのがおすすめです。
  • できあがりの際、とろみが足りない場合は、レモン汁を大さじ1〜2加えると、固まりやすくなります。

皮を楽しむ、マーマレード
に向いている柑橘

丈夫な皮を器に。
「果実まるごとゼリー」

柑橘の皮を器にした手づくりのゼリーの画像

柑橘の皮を器にした、見た目もかわいいゼリー。皮に厚みと硬さがあり、安定して自立しやすい品種が適しています。今回はいよかんを使いますが、甘夏、八朔、グレープフルーツ、不知火、ネーブルなどもおすすめです。

スプーンで果肉を取り除く様子
果肉の薄皮を取り除く様子1
果肉の薄皮を取り除く様子2
ボウルでお湯と砂糖とゼラチンを混ぜる様子
果肉をボウルに加える様子
皮の器にゼリーを詰める様子

材料

いよかん
2個
砂糖
30g
粉ゼラチン
5g(水大さじ2でふやかしておく)
お湯
100ml

つくり方

  • いよかんはきれいに洗い、上から1/4程度の位置でカットし、スプーンなどを使って皮を破らないように果肉を取り除く。取り出した果肉は、薄皮や種を取り除いておく。
  • ボウルにお湯と砂糖を入れて溶かし、ふやかしたゼラチンを加えて混ぜる。
  • ②に①の果肉を加えて混ぜ合わせる。
  • 皮の器に③を入れ、冷蔵庫で3時間以上冷やし固める。

ポイント

  • ゼラチンを煮立たせると固まりにくくなるため、火を止めた後のお湯か、レンジで温めたお湯に混ぜるようにしましょう。

皮を器にできる、
皮が厚めな柑橘

今回ご紹介したマーマレードやゼリー以外にも、柑橘の皮の砂糖漬けや柑橘シロップ、自家製ポン酢など、柑橘を使った手しごとはたくさんあります。
みずみずしい国産柑橘類が出回る季節に、爽やかな香りに包まれながら、旬の柑橘を最後まで無駄なく楽しんでみてはいかがでしょうか。

生産者紹介

無茶々園の画像

無茶々園

1974年に立ち上げられた「無茶々園」。環境破壊を伴わず、健康で安全な食べ物の生産を通して、真のエコロジカルライフを求める町作りを目指しています。故郷にしっかり根ざしながらも、未来に向かって様々なチャレンジを行っています。

淡路橙研究所の画像

淡路橙研究所

祖父の果樹園を継承。淡路橙の栽培に精を出しつつ、研究と加工する場「淡路橙研究所」を創設。淡路橙を余すところなく使うべく、自社で加工まで担う。香り高い果皮を用いた商品も開発し、淡路橙の魅力を訴求していっている。

観音山フルーツガーデンの画像

観音山フルーツガーデン

明治44年より代々続く、柑橘を中心としたフルーツ農園。様々な取り組みで和歌山県産フルーツを全国、世界に発信。「和歌山県産フルーツの良さを皆様に知って頂き、フルーツでお客様と地域に潤いをもたらせたい!」と日々励んでいる。

田縁農園の画像

田縁農園

昭和30年代創業の柑橘農家、現2代目。有機質が豊富な肥料を使うなど、先代から引き継いだ栽培方法でみかんを育てています。後継ぎとなる20代の3代目も就農し、益々柑橘栽培に精を出します。

小林果園の画像

小林果園

愛媛みかんの御三家「日の丸みかん」「川上みかん」「真穴(まあな)みかん」の産地、八幡浜市向灘地区でみかんを生産。近年では開発した肥料を近隣農家にも提供し、生産される各種柑橘も取り扱い、産地全体の販路拡大にも寄与している。

えなみ農園の画像

えなみ農園

静岡県浜松市で、みかん栽培とマーマレード・ジャム加工を手掛ける農家。日当たりが良く、水はけの良い赤土の土壌で、そこで江南夫妻は栽培期間中、除草剤を使わず、施肥や摘果を工夫しながら、みかんを栽培しています。

瓶にマーマレードが入っている写真

諸国良品とは?

東西南北津々浦々、その風土から生まれた食品と暮らしに育まれた日用品を紹介・販売いたします。数の少ないもの、期間が限られているものもございますが、生産者の活動や想いとともに産地から直接お届けいたします。

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