暮らしやすい導線と配置
ベッドは、暮らしを支える家具の中でも、とくに大きなかさを占めるものです。
そのため、部屋の中で生活の動きを妨げない置き場所を探ることは、とても大切なこと。
可能なかぎり、ベッドのまわりには人が立って通れるよう、導線を確保します。
壁に寄せる場合も、掃除やシーツの交換がしやすく、結露などへの対策も叶うよう、完全に壁にはつけず、10cmほど離しておくように。
また、ドアや窓といった開口部とベッドが近すぎることは、心理的にも落ち着きにくく、できれば避けたいもの。
レイアウト上、どうしても難しい場合は、カーテンやブラインドを取り入れて、穏やかに過ごせるよう工夫します。

写真・田上 浩一
ブラインド・プレーンシェード
充実した眠りとくつろぎ
部屋の中で大きな比率を占めるベッドは、人生の三分の一ともいわれる、眠りを過ごすための場所。
そのため、しっかり疲れがとれる良い睡眠と、それに連なる休息やくつろぎが叶うことも、部屋づくりには欠かせないポイントです。
できれば、寝具やベッドそのものには、刺激になるような色や素材を取り入れることは避け、落ち着いた色合いと、やさしい肌触りで整えたいもの。
もちろん、みための落ち着きだけでなく、寝具やマットレス、それを支えるベッド本体の寝心地の良さも、大切な要素。
明るすぎない間接照明や、気持ちを穏やかに導く香りを空間へ取り入れることも、良質な眠りへと誘ってくれます。
整頓しやすい環境づくり
深くリラックスして過ごしたいからこそ、散らかった状態が続くことは避けたいもの。
ものの戻し先を最初から整えておくことも、ベッドまわりをしつらえるときに考えたい、大事な準備です。
ベッド下に引き出しや箱型の収納を差し入れて、しまい先を増やしておくことも、そのひとつ。
また、ベッドのわきには、サイドテーブルや座面が平らなスツール、壁に直接つけられる小さな棚などを取り入れ、身のまわり品が散らからないように。
寝起きでも、必要なものへすぐに手を伸ばせるよう、いつもの置き場所を決めておくことは、防災対策としても大切な心がけです。
まとめ
ベッドまわりを起点に考える、部屋づくりに大切な三つのポイント。
新しい暮らしのはじまりにも、日々の暮らしの見直しにも、少しでも役に立てますように。