アレンジレシピ
旨みがじんわりしみる。夏野菜のラグーソースで食べる「リガトーニ」|長谷川あかりさんの「はじめての食材、はじめてのレシピ」

2025/08/15

長谷川あかりさん
はせがわ・あかり/料理家、管理栄養士。俳優、タレントとして活動後、大学で管理栄養士の資格を取得。SNSで発信するレシピが話題となり、現在は雑誌やWEB、テレビなどで数多くのレシピ提案を行う。『今夜も食べたいお疲れ様レシピ帖』(KADOKAWA)や『つくりたくなる日々レシピ』(扶桑社)など著作多数。
夏野菜と鶏ひき肉であっさりおいしい。やさしいラグーソースで食べるリガトーニのレシピ
ショートパスタのひとつであるリガトーニは、マカロニより太く、ペンネとは違うまっすぐな切り口が特徴で、濃厚ソースとの相性が◎。
だけど今回はあえて、たっぷりの夏野菜と一緒に、食欲が落ちやすい暑い日こそいただきたい、あっさりとした味わいに仕上げた一品に。トマトやチーズ、鶏ひき肉、そしてナンプラーを効かせてうま味がぎゅっと詰まったパスタを教えてもらいました。
材料と作り方
【材料】

・リガトーニ 140g
・トマト中 1個
・玉ねぎ 1/2個
・ズッキーニ小 1本
・にんにく 1片
・オリーブオイル 大さじ2
・塩 小さじ1/3
・鶏ももひき肉 100g
・白ワイン 大さじ2
・塩小さじ 1/3
・ナンプラー 小さじ1
・オリーブオイル 適量
・パルミジャーノレッジャーノまたは粉チーズ 適量
【作り方】
① トマトはヘタを取り、下面に薄く十字の切れ込みを入れる。玉ねぎとにんにくはみじん切りにし、ズッキーニは1㎝角に切る。
② 鍋にたっぷりの湯(2~3Lほど)を沸かし、水の量に対して1%の塩を加える。トマトを入れ、数十秒茹でたら水を張ったボウルに取り出して皮をむいたら、1㎝角に切っておく。湯はそのまま残しておく。
③ フライパンにオリーブオイルとにんにくを弱火で熱し、香りがでたら、玉ねぎ、ズッキーニ、塩を加え5分炒める。
④ 鶏ももひき肉を加え、ほぐしすぎないように気をつけながらさらに5分炒める。

⑤ 白ワインを加え、水分を飛ばしたら、②のトマトと水1/4カップを加えて煮立たせ、フタをして10分煮る。
⑥ 袋の表示時間より1分半短くタイマーをセットし、②の鍋でリガトーニを茹で始める。

⑦ ⑥の茹で汁100mLとリガトーニを④に加え、1分半ほど強火で水気がなくなるまで煮詰める。塩、ナンプラーを加えて味を調え、火を止める。トマトの酸味が立ってしまったらみりんを小さじ1/2〜1加えると◎

⑧ 器に盛りつけ、オリーブオイルを少量かける。お好みでチーズをふってできあがり。

ラグーソースと相性バツグン! リガトーニの魅力
「リガトーニは挽肉を使ったソースと相性がいいんです。私はパスタを作る時、野菜をたくさん入れるのが好きなので、ラグーソースに夏野菜を合わせました」と長谷川さん。
特に夏はさっぱりしたものが食べたくなる季節。濃厚なトマトソースや牛肉のミートソースではなく、あえて鶏ひき肉を使い、塩味ベースのあっさりした味わいにしあげたのが今回のレシピのポイントだといいます。
そして、隠し味はエスニック料理ではおなじみのナンプラー。「ナンプラー特有の匂いを感じさせずに、旨みだけがソースに加わることで、塩分に頼らずコクを感じられるソースに仕上がります」。
リガトーニはモチっとした歯応えでソースが絡みやすく煮込んだ具材となじみやすい。
「無印良品のリガトーニは200gと使い切りやすいサイズなので、いつものパスタ料理に変化が欲しいとき、気軽に試していただければと思います」。
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