暮らしのQ&A
引き出し収納のアイデアとコツ[インテリアアドバイザー監修]

2026/08/18
無印良品 旭川花咲 インテリアアドバイザー
インテリアアドバイザー歴6年。インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師の資格を持つ。持ちものの量や生活スタイルに合わせて、出し入れしやすく続けやすい収納方法を提案している。
引き出し収納でよくあるお悩み

文房具やキッチン用品、衣類など、さまざまなものを収納する引き出し。収納するものや入れ方によって、必要なものが見つけにくかったり、引き出しの空間をうまく使えなかったりすることがあります。
使いたいものがすぐに見つからない
かたちや大きさの異なるものを同じ引き出しに入れていると、開け閉めや出し入れをするうちに中身が動き、混ざってしまうことがあります。どこに何があるのかわかりにくくなり、必要なものを探す手間がかかります。
下にあるものが取り出しにくい
ものを重ねて収納すると、下にあるものを取るたびに、上のものをいったん動かす必要があります。必要なものが見えていてもすぐに手に取れず、毎日の小さな手間が出し入れのしにくさにつながります。
深型引き出しの高さを活かしきれない
深さのある引き出しに背の低いものを入れると、ものの上に空間が残り、引き出しの高さをうまく使えないことがあります。収納できる余地はあるのに上部が空いたままになり、スペースを持て余してしまうこともあります。
なぜ引き出し収納はうまくいかないのか

引き出しが使いにくくなるのは、スペースの広さだけが原因ではありません。ものの定位置や収納方法、収納用品を選ぶ順番などによって、出し入れしにくい状態につながることがあります。
仕切りがなく「ものの住所」が決まっていない
戻す場所が決まっていないと、使ったものをそのとき空いている場所へ入れることになり、引き出しの中で位置が定まりません。必要なものを探しにくくなるだけでなく、使ったあともどこへ戻せばよいか迷いやすくなります。引き出しの中で「ものの住所」が曖昧になっていることが、使いにくさにつながります。
持ちものと収納方法が合っていない
収納するものの量やかたちに対して、引き出しの中の入れ方が合っていないと、出し入れの手間が増えます。例えば、ものを重ねて入れると、下のものを取るたびに上のものを動かさなければなりません。引き出しに入るかどうかだけでなく、日々取り出しやすい状態になっているかも、使いやすさを左右します。
何を収納するか決める前に、収納用品を選んでいる
引き出しのサイズだけを基準に収納用品を選ぶと、ケース自体は収まっても、入れたいものが中に収まらないことがあります。引き出しの内寸だけでなく、何を収納したいのか、そのものの長さや大きさまで確認していないことが、収納用品とのミスマッチにつながります。
無印良品の収納が引き出し収納に選ばれる理由

無印良品には、サイズの規格が揃った収納用品や、仕切りの位置を調整できる収納用品があります。引き出しの大きさや深さ、収納するものに合わせて、必要なサイズやかたちを選べます。
サイズの規格が揃い、組み合わせて使いやすい
『ポリプロピレン整理ボックス』や『ポリプロピレンデスク内整理トレー 』には複数のサイズがあり、引き出しの大きさや収納するものに合わせて組み合わせられます。定番として展開されているため、用途や持ちものが変わったときにも、必要なサイズやパーツを買い足しながら組み合わせを見直せます。
もののかたちや長さに合わせて仕切りを調整できる
『ポリプロピレンデスク内整理トレー』は、仕切りの位置を動かし、収納するものの長さやかたちに合わせて区切ることができます。ペンやハサミなど、大きさの異なるものにもそれぞれ定位置をつくれるため、一つの引き出しの中を細かく分けて使えます。
引き出しの深さや収納するものに合わせて使い分けられる
無印良品には、『高さが変えられる不織布仕切ケース』や、かたちを保ちやすい『ポリエステル麻 ソフトボックス』などがあります。引き出しの深さや収納するものに合わせて選び分けやすく、さまざまな引き出しに取り入れられます。
インテリアアドバイザーが教える、引き出し収納が整う3つの基本ルール

引き出し収納では、収納用品を選ぶ前に、まず何を収納するのかを確認します。そのうえで引き出しともののサイズを測り、使う場所や用途に合わせて定位置を決め、出し入れしやすい方法を考えます。
STEP1:収納するものを決めて、引き出しともののサイズを測る
最初に、引き出しへ何を収納したいのかを確認します。次に、引き出しの幅・奥行・高さと、収納するものの長さや大きさを測ります。収納用品は、引き出しに収まるかだけでなく、中に入れたいものが収まるかも確認したうえで、サイズや組み合わせを選びます。
STEP2:使う場所と用途に合わせて「ものの住所」を決める
収納するものは、実際に使う場所の近くに定位置をつくり、引き出しの中では「書くもの」「切るもの」「貼るもの」のように用途ごとにまとめて、それぞれの「住所」を決めます。定位置が明確になることで、家族で共有する引き出しでも、使ったあとにどこへ戻すのかがわかりやすくなります。
STEP3:上から見渡せて、少ない動作で取れる入れ方を考える
引き出しを開けたときに中身を見渡せて、必要なものを少ない動作で取り出せる入れ方を考えます。浅い引き出しではものを並べ、深さのある引き出しでは立てるなど、引き出しの深さや収納するものに合わせて、ものが重なりにくい入れ方にします。
場所別・無印良品アイテムを使った引き出し収納アイデア
ここからは、文房具やキッチン用品、衣類など、収納するものに合わせた無印良品の収納アイデアを紹介します。
[文房具]用途ごとに仕切って「住所」をつくる

文房具の引き出しには、『ポリプロピレンデスク内整理トレー』を使い、ペン類、ハサミやカッター、のりなどを分けて収納します。仕切りの位置をそれぞれの長さに合わせて定位置をつくることで、細かなものも混ざりにくくなり、必要なものを一目で見つけやすく、使ったあとも戻しやすくなります。
[カトラリー・キッチン用品]長さに合わせて整理ボックスを組み合わせる

カトラリーは『ポリプロピレン整理ボックス』を使い、スプーンやフォークなど種類ごとに分けます。シリコーン調理スプーンや竹箸など長さのあるものには、奥行のある『ポリプロピレン整理ボックス4』を使います。入れるものの長さに合わせて異なるサイズを組み合わせることで、引き出しの中にそれぞれの定位置をつくれます。
[衣類・インナー]仕切りを使って立てた状態を保つ

ハンカチや靴下などは、『高さが変えられる不織布仕切ケース』を使って区切り、立てて収納することで、引き出しを開けたときに上から選びやすくなります。よりかたちを保ちやすい収納用品を使いたい場合は、『ポリエステル麻 ソフトボックス 浅型 ハーフ』を取り入れる方法もあります。
[深型引き出し]自立する収納用品を使って縦に仕切る

キッチンなどの深型引き出しでは、『再生ポリプロピレン入りファイルボックス・スタンダードタイプ』など、自立する収納用品を仕切りとして使う方法があります。ものを横に重ねず立てて分けることで、引き出しを開けたときに上から見渡しやすくなります。
もっと知りたい、インテリアアドバイザーが教える引き出し収納を整えるコツと解決策(Q&A)
収納用品の選び方や、引き出しを使ううえでの工夫など、引き出し収納で迷いやすいことを聞きました。
Q.引き出し収納で無印良品の収納用品を一つ選ぶなら、何が使いやすいですか?
A.「一つ選ぶなら、『ポリプロピレンデスク内整理トレー』です。角のあるかたちで、引き出しの中に並べたときに隙間ができにくく、仕切りの位置も入れるものに合わせて変えられます。必要に応じて専用の仕切板を追加できるのも、使いやすいところです」
Q.収納用品の間に隙間ができます。埋めた方がよいですか?
A.「1〜2cm程度の隙間であれば、無理に埋めなくてもよいと思います。収納用品が動かず、使いやすい状態になっていれば、その隙間は余白として残しても構いません。引き出しをぴったり埋めることよりも、ものを出し入れしやすいことを優先して考えます」
Q.引き出しの中は、立てて収納するのが基本ですか?
A.「立てた方が使いやすいのか、並べた方が使いやすいのかは、入れるものや引き出しによって変わります。例えばキッチン用品なら、引き出しに立てるより、調理する場所の近くに掛けた方が使いやすい場合もあります。立てることにこだわらず、使う場所やものに合わせて、取り出しやすい方法を選びます」
まとめ
引き出し収納では、まず何を収納するのかを確認し、引き出しともののサイズを測ったうえで、使う場所に合わせて定位置や入れ方を考えることがポイントです。無印良品には、サイズを組み合わせて使える収納用品や、仕切りを調整できるトレーなどがあり、収納するものや引き出しの深さに合わせて取り入れられます。
引き出し収納のお悩みは、無印良品のインテリアアドバイザーへ良品のインテリアアドバイザーへ

今回、引き出し収納のアイデアを教えてくれたのは、無印良品 旭川花咲のインテリアアドバイザーです。
無印良品では、持ちものの量や住まい、くらし方に合わせて、家具の配置や収納用品の選び方などをインテリアアドバイザーに相談できます。引き出し収納の見直しから、使う場所や持ちものに合った収納方法まで、それぞれのくらしに合わせた方法を提案しています。
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※この記事は2026年8月18日現在の情報です。
