ゆらぎに寄り添う。養生日和
ビタミンC、Eを一緒に。免疫機能をケアする間食の選び方

2025/11/22
取材と文・高浦彩加 撮影・藤井由依
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フィトテラピースクール「le bois Phytotherapy School (ルボアフィトテラピースクール)」代表。日本における植物療法・フェムケアの第一人者。20代前半にダストアレルギー気管支喘息を発症した事をきっかけに、フランス国立パリ第13大学で植物薬理学を学ぶ。帰国後はサンルイ・インターナッショナルを設立し、植物療法を活用したアイテム制作やセミナー活動を展開。日本での植物療法の普及に尽力している。主な著書に『自然ぐすり』『潤うからだ』(いずれもワニブックス)など。
Instagram: @atsuko1705
ビタミンの力で、内側から風邪を予防する
空気が乾燥し、風邪やインフルエンザをはじめとした感染症が流行しやすい冬。そんな時期に意識したいのが、ビタミンCとEを“ペア”で摂ること。
「ビタミンCとEはいずれも抗酸化作用を持ち、免疫機能を高める効果が期待できます。さらに、一緒に摂取すると互いの抗酸化作用を高め合う相乗効果が期待でき、風邪に負けない体づくりを助けてくれますよ」と語るのは、植物療法士の森田敦子さん。
特に、ビタミンCは水溶性で体にとどまりにくいため、こまめな摂取が大切です。森田さんのおすすめは間食でビタミンC、Eが摂れるものを選ぶこと。
「ヨーロッパでは冬になると、オレンジピール(オレンジの果皮)にチョコレートをかけたオランジェというお菓子が定番です。
柑橘類の皮には豊富なビタミンCに加え、テルペン類の一種であるリモネンや、ポリフェノールの一種であるフラボノイドなど、体調管理に役立つ栄養が含まれています。

さらに、乾燥させたピールは生の果実よりもビタミンCが豊富で、オランジェはまさに“理にかなった”冬のおやつといえるんです」
一方、ビタミンEはアーモンドをはじめ、ナッツ類に豊富な栄養素。
「ビタミンEは脂溶性で、ナッツ類は脂質と一緒に摂取できるためビタミンEの吸収率が高まります。柑橘類のピールとセットで間食にプラスすることで、おいしく免疫ケアをしましょう」
食事や間食時に選ぶものを少し工夫してみる。そんなささやかな食養生で、冬の体調管理を無理なく、心地よく実践しましょう。
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