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【日田】『くらしの備え。いつものもしも。』~熊本地震から10年の今②~

『くらしの備え。いつものもしも。』コーナー全体

その他

2026/04/16

みなさま、こんにちは。無印良品 日田です。   
 
 
前回、4月14日にお伝えした、 
『くらしの備え。いつものもしも。』~熊本地震から10年の今①~ 。 
 
軽くおさらいしますと、避難所生活とは【最後の手段】であり、心身に負担がかかるものであること。だからこそ【在宅避難】や【自宅における日ごろの備え】を行うことで、ストレスを減らした避難生活を送れるのではないか、というところでお話を終えさせていただきました。 
 
では【在宅避難】や【自宅における日ごろの備え】を行ったときのことをすこし想像してみましょう。 
 
 
まず、とても当たり前のことですが、避難所よりも住みなれた自宅ですごすほうが、ずっと気持ちが落ちつきますよね。自分のベッドで眠ることもできるでしょうし、トイレも使用できるかどうかは別として、個室としてのプライバシーが確保されています。 
 
防災リュックや防災ポーチを作っていても、そこに入れられるものには制限がありますし、その制限に入れられなかった何かが欲しいと思ったとき、家の中であれば手に入るかもしれません。 
 
熊本地震における死者の約8割が災害関連死であり、その原因は肉体的・精神的ストレスである、と前回もお伝えいたしました。ですから、被災しても、肉体的・精神的ストレスを少なくするために、自宅で避難生活ができるようにする。 
 
【在宅避難】や【自宅における日ごろの備え】の重要さは、ここにあると思います。 
 
 
では【在宅避難】のためにどうすればよいか、4つの視点で見ていきましょう。 
 
 
『くらしの備え。いつものもしも。』ハザードマップ展示
 
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  1. ハザードマップを使って、生活地域が安全か確認 
 
▶まずは自治体が発行しているハザードマップを確認してみましょう。自宅に被災の可能性がないか、安全な場所かどうか。もし何かしらの被害にあう可能性が高いときは、避難所生活を視野に入れた『持ち出せる防災』の準備を念入りに。 
 
無印良品 日田では、日田市内のハザードマップの展示と配布を行っています。まずはご自身の地区のハザードマップをお持ち帰りいただいて、ぜひご確認ください。過去にも、当店からハザードマップについてのおたよりをお送りしておりますので、こちらもぜひ。 
 
【日田】『くらしの備え。いつものもしも。』~ハザードマップ編~ 
 
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②家の耐震性が高いかどうか 
 
▶築年数が古い家屋など、対策がなかなか難しい場合もありますが、まずは自分の家の耐震性がどうなっているか『知る』だけでもOK。自分の家がどういう状態なのか、倒壊の恐れがないかどうかを知るだけでも、どうすれば『防災・減災』ができるかの判断材料になります。 
 
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③家具転倒防止対策ができているか 
 
▶忘れられがちですが、特に地震における家具の転倒や落下、あるいは引き出しの飛び出しによるけがなど「そもそも避難生活をする前に、けがをしない」のも大事なこと。転倒防止グッズを使った転倒防止対策の方がより安全ですが、タンスなどの高さがある家具などは、実は身近にあるアイテムで転倒を防ぐことができるのをご存知ですか? 
 
まず、家具の下にすべり止めシートを敷き(手前にすこし高さをつけて後ろ下がりにするとなおよいです)、家具と天井の間に2cm以内の空間ができるようダンボールなどの箱を置くだけ。箱の底、家具との接地面には粘着シートを貼っておき、箱が家具からすべり出さないようにします。こうするだけで箱が天井に引っかかり、家具の転倒を防ぐことができるのです。この「箱」の中に普段使わないものを入れておけば、収納としても使えますね。 
 
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④在宅避難に必要な防災グッズがあるか 
 
▶ここは、これまでにお伝えした過去の『いつものもしも。くらしの備え~備えのはなし編~』のおたよりの中で触れてまいりました。もしご覧頂いていなければ、ぜひお目通しを。 
 
【日田】『くらしの備え。いつものもしも。』~備えのはなし編①~ 
 
【日田】『くらしの備え。いつものもしも。』~備えのはなし編②~ (防災ポーチ) 
 
【日田】『くらしの備え。いつものもしも。』~備えのはなし編③~ (防災リュック) 
 
【日田】『くらしの備え。いつものもしも。』~備えのはなし編④~ (長期避難の備え) 
 
 
さて、前回のクイズを思い返してみましょう。 
インフラの復旧予測日数には差があり、 
 
電気(約4日) 
 ↓ 
上水道(約17日) 
 ↓ 
下水道(約21日) 
 ↓ 
ガス(約42日) 
 
の順番で復旧が進んでいきそうだ、ということがわかりました。また発災後、6時間以内にトイレに行きたくなる人が約7割であることもお伝えいたしました。 
 
下水道が被害にあったとき、6時間以内には「仮にでも、すぐトイレに行ける状態」がつくれていたら……21日間をやり過ごすことができたら……すこし安心できそうな気がしませんか? 
 
このように逆算してみると、 
 
「ガスがいちばん長く使えないな」 
 ↓ 
「ガスコンロと、ボンベを多めに用意しよう」 
 
「下水道も復旧に時間がかかるんだ」 
 ↓ 
「非常用トイレも結構たくさん使うかも」 
 
こんなふうに、なにをどれくらい備えておけばよさそうか、なんとなくでも想像ができそうですね。 
 
 
防災グッズ・非常用トイレ

そして、いのちをつなぐために重要な食料と飲料水。 
 
これも【在宅避難】であれば、電気が止まったときに、まず冷蔵庫の中身から食べていけますね。非常食のみで備えるのではなく、”自宅に今ある食料”から食べていくことができるのです。あるいは冷凍庫にふだんから氷を入れておくと、冷蔵庫が使えなくなったとき保冷剤として使えますし、いずれ溶けた氷も、飲料水や調理用の水として使用することが可能です。 
 
先ほど、ガスの復旧が最も遅い、というお話をいたしました。そこから、ガスコンロやガスボンベを準備しておくとよさそうだ、とも。これらがあれば、お湯を沸かすことが可能ですから乾麺をゆでたり、ホットケーキミックスなどの粉物を使った料理を作ることも可能です。 
 
 
カセットコンロとインスタント食品
 
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昨年より、わたしたちは『くらしの備え。いつものもしも。』と題して、防災についてお話をしてまいりました。あらためて今、わたしたちにはどれくらいの”備え”ができているでしょう? あれからほんの少しでも、みなさまの中に”備え”が増えていれば、これほど嬉しいことはありません。 
 
それは、わたしたちのおたよりがみなさまに届いたから、ということではなく、備えることがみなさまご自身や、みなさまが大切にしたい人たちの”いのち”を守ることに近づいたから。 
 
 
被災しても、誰ひとりとしてつらい時間をすごさずに済むのなら、それに越したことはありません。しかし、そういうわけにはいかないのが現実です。 
 
わたしたちは、知識や知恵をおつたえすることはできますが、それを実際に行動にうつし、自分ごととして捉えていただくのはみなさまご自身。ですから、わたしたちはこれからも変わらず『防災・減災』について、みなさまとともに考えていきたい。 
 
無印良品 日田では、入店口正面裏に『くらしの備え、いつものもしも。』のコーナーがございます。こんなものがあるんだなあと、ただ眺めていただくだけでも十分です。 
 
 
熊本地震から10年の今。 
 
あらためて、 
『いつものもしも』はすぐそばにあること、 
そのために、 
どんな『くらしの備え』ができるのか、 
みなさまご自身のために、 
そしてみなさまにとって大切な人のために、 
どんなことができるのか。

ほんのひと時でも想いを馳せていただければ、 
とてもうれしく思います。 
 
 
みなさまのご来店を、 
スタッフ一同、心よりお待ちしております。 
 
 
無印良品 日田 
 
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